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お兄ちゃん3 ページ20

北人 side.



健太さんの迫力にビビったのかそそくさと逃げていった男たち。ピリピリと張り詰める空気は、Aに抱きついてふにゃりと笑った健太さんのおかげで緩んだ。


健「ね〜いつもあんな奴らに狙われてんの?」
「え、っと…そんなことは…」
健「だめだよもう、おれ心配になっちゃう。Aになんかあったらさあ」
慎「俺たちが守ってるんで大丈夫です」


いつまでもAにべったりな健太さんに痺れを切らしたまこっちゃんがAの肩を掴んで自分のほうへと引き寄せた。その隣にはいつのまにか樹も並んでて、健太さんを睨むようにAを囲んでる。翔平は呆れたようにその光景を見ていて、俺の隣にいる壱馬はニヤニヤと笑ってる。…あーあ、悪い顔しちゃって。


健「ふぅん…守ってる、ねえ」
樹「…なんすか」
健「おれより弱いのにAのこと守れるの?」
慎「昔は、ですよ。今も健太さんより弱いかなんてわかんないでしょ」
健「え〜弱いでしょ。だってさっきおれに勝てなかったし」


相変わらず子どもみたいな喋り方で、だけど確実にまこっちゃんたちを挑発してる健太さん。それにイラついたのかまこっちゃんは健太さんの方へ一歩踏み出した。


慎「じゃ、いつものやつお願いします」
健「おっけ〜、いつも通り手加減しないよ」
翔「うわ、また始まる…」
樹「いいなー俺もやりたい」
壱「慎が終わったらやってもらえば」
北「まこっちゃんも懲りないよねえ…」
「もう、二人とも怪我しないでよ!?」


焦ったように叫ぶAの声が聞こえてるのか聞こえてないのか、二人は向き合ったまま睨み合ってる。そして健太さんがふっと笑った瞬間、まこっちゃんが健太さんに殴りかかった。






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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時

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