想い想われ【相澤消太】 [僕のヒーローアカデミア] (ページ14)

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14通目ページ14

『目も見えなくて何も出来ない私に希望を……幸せをくれたのは消太さんなんです…』

『だからこそ……こんなに会ってくお話してくれて…申し訳ない気持ちで……』

「迷惑だなんて思うわけない……だから………

ずっと……ずっと俺の隣にいてくれ……」

ーーずっと…隣にいてくれますか…？ーー

それは前にAが言った言葉

手を伸ばして今度は自分が相澤を抱きしめたかった

上がらない腕が憎い

『ふふっ…私が前に言った言葉ですね…？でも、消太さんみたいに私は消太さんを抱きしめられない……』

「いてくれるだけで…話してくれるだけでいいんだ」

『むしろそのセリフ、私が言うはずなんですけど…？』

「ふっ……そうだったな？」

やっと笑顔になった相澤に自然と笑顔になった

少し顔色も良くなったような気がして安心した

「おや…？来ていたんかい？」

「！？」

『あっ！先生！』

まさかのリカバリーガールが扉から入ってきて思わず握っていた手を離してしまった

「イレイザー、マイクたちが心配していたんだよ？」

「は？なんで……」

「最近あんたも元気がなかったからね？まぁ、大方予想はついていたよ」

『マイク……？』

「俺の同僚だ」

リカバリーガールとの会話が理解出来たのか納得したように思えた

「前来た時よりも少し顔色が良くなったんじゃないかい？」

『ホントですか！？』

「冬の寒い時期いつもあんたは暗い顔をしていたからね……二人のお邪魔はしたくないから今日はもうお暇するかね？」

Aの額に当てていた手をとり点滴などを確認すると早々に部屋を出ていこうとした

「あぁ、イレイザー？Aの事もいいけど、あんたも体調崩したらいけないよ？」

「分かってますよ」

相澤が言った訳では無いがきっとリカバリーガールは二人の関係を知っている

だからこそ気を使ってくれているのであると思う

『消太さん本当ですよ？消太さんまで私みたいになったら嫌ですからね…？』

「お前みたいに弱くないから心配するな」

『私が弱いみたいに言わないでください！』

リカバリーガールに顔色が良くなったと言われてまた元気になったのかいつものように笑うようになった

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