気まぐれウツボとネコザメちゃん (ページ11)

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食堂へ向かう途中の廊下でアズールとジェイドも食堂に向かっていたので声をかけて合流した。

『アズールできた分のおまもりよ』
ア「おや、もうできたんですか？今回は早いですね」
『気分が乗ったのよね〜今試作品も作ってるところよ完成したら渡すわ』

鼻歌を歌いながらアズールの前を歩く。

ジェ「そういえば、着替えたんですね」
ア「貴女、制服のズボンなんて持ってたんですか？」
『いいえ？無かったから作ったの』

中々の出来でしょ？と3人の前でくるりと廻って見せた。

フ「あー！それでこの前制服貸してーって行ってきたんだぁ」
『ふふ感謝してるわ！ありがとう！』
ジェ「それにしても本当に良くできてますね。フロイドのを借りてもサイズが貴女には合わないでしょう？」
私の前に屈んでズドンの裾を触りながら首を傾げているジェイドに笑いかけながら

『複写してバラしてから女ものに仕立て直したわ！これで心置き無く学園生活ができるわ！』
ア「また何か言われたんですか？」
『大したことじゃないわよ。新入生からしたら男子校の中に女が居るなんて驚きじゃない』
フ「スカートも可愛かったけど、これなら一緒にパルクールできるね〜」

フロイドが背中から腕を回して嬉しそうに笑っている作ったかいが合ったし、タイツも履かなくて済む。

『うふふ、パルクール楽しいわよねぇ！陸なのに海にいるみたいなのよ』
フ「んねぇー！俺クルってジャンプすんのが好きぃ！」
ア「貴方たち本当に人魚ですか……？さぁ早く食堂に行きますよ」
フ「『はぁい』」

食堂についてみると生徒が何人かテーブルについて食事をしていた。
ジェイドは食堂につくなりプレートに色々乗せている
ビュッフェ形式なので好きなのを各々皿に乗せて4人がけの席に移る。

サラダを食べながらフロイドとジェイドを見る。
2人ともよく食べるけどいつ見ても見ているだけでお腹がいっぱいになる。

『ジェイドジェイド、あーん』

ニコニコしながらフォークに巻き付けたパスタとキノコを食べてくれた。

ア「嫌いなものをジェイドに食べさすのはやめなさい」
ため息を着きながらアズールがそう言う
『仕方ないじゃない、キノコパスタしか無かったんだから』
フ「フラーラってパスタとか長いの好きだよねぇ」
『だって腹持ちいいんですもの』

小声でアズールが何か言っていたような気がするけど気にしない。