日常。

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「よろしくね、なこちゃん。
俺は黒木 貴和。
お姉さんとは仲良くさせてもらってるよ。

といっても面識はあるよね。


俺、アーヤを抱えてアーヤの部屋のベッドまで運んだことあるし、ね。」

ぐっ、と皆が詰まる。
「覚えてるー！お姉ちゃんをお姫様だっこした黒木さんかっこ良かった！」

とたんにみんなの不機嫌さが更に増し増しに。
なんか･･目がギラギラしてるんだけど･･。

ちょっと怖い。

自己紹介って何だっけ？
とちょと迷走しそうになったとき小塚君が話し出した。

「ぼ、僕は小塚 和彦だよ。
なこちゃん、よろしくね。
えっと、僕はこのメンバーのなかじゃ、一番早くアーヤと仲良くなれたと思ってる。
それにアーヤへの連絡係は僕だしね。電話で話したこと、あったよね」

何故か懸命に、ひたむきに語る小塚君。
メンバーも押し黙る。

「ああ、小塚さんならパパがお姉ちゃんのボーイフレンドだって言ってたよ！」

・・・!?小塚！どういうことだ！と騒ぎだす皆。
なんか異様に疲れてしまった私。




最後にのこった上杉君をみると、彼も口を開いた。

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