第一話 ページ3
中村の姿がない。
目の前には冷たい目をした大坪と木村。
中村は自分が信じないせいで行ってしまった。
自分のせいだ。自分が……！
降旗の精神が崩れかけた時。
大坪と木村の肩を掴む手。
「消えろ。偽物が」
声と共に、二人の体は砂のように消えた。
顔を上げ、声の主を見る。二人の後ろには、見覚えのあるメンバー。
降旗「今吉さん……、Aさん…！」
『大丈夫！？』
広場にいた今吉、宮地、葉山、実渕、Aの五人。
全員、息を切らしている。
降旗「今のは……」
今吉「能力でできた偽物や。ワシが無効果したら消えたし、暗黒結社からの攻撃やろう」
『仲間である中村を巻き込んで……。』
実渕「今のは、……精神能力！！？」
降旗の傍に寄り、抱き寄せるA。
実渕は顔を青ざめさせ、降旗を見た。
宮地「精神能力…だと？」
実渕「対象の精神を操る能力。まさに反則技のね」
口元を隠し、眉を寄せる実渕。
どうやら心当たりがあるらしい。
『……暗黒にいるのね。その能力者』
実渕「つい先日、結社の牢から解かれた人物がいるわ」
実渕の言葉に顔を歪める今吉。
今吉「まさか、あいつを解き放ったのか！？」
元暗黒結社の今吉も知っているのなら、随分長い間、牢に入れられていたようだ。
実渕「その人は二重人格で、裏の顔なら能力者なんて跡形もなく消えるわ。
殺し合い、という方法でね」
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らすとうさぎ(プロフ) - 榴香さん» ふぁぁぁ！ご感想ありがとうございます！更新が遅くてすみませんっ！！まだ読んでいる人がいて驚きました。期待に応える為に頑張ります。 (2018年4月9日 20時) (
レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
榴香(プロフ) - 初めまして。コメント失礼いたします。久しぶりに占ツクに来てみたら大好きな作品が更新されており感動しました。とても嬉しいです。ありがとうございます。らすとうさぎ様もご多忙だと存じますが、是非またいつか、続きを読ませていただきたいです(o^^o) (2018年4月8日 2時) (レス) id: 7b23893e7e (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 更新が遅れてすみません。時間はかかりますが、なんとか完結までもっていきたいです。 (2018年3月12日 12時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
なしこ - この小説大好きです(*^ω^)更新される日を楽しみにしております(`･ω･´) (2018年1月21日 13時) (レス) id: 9145f3ee06 (このIDを非表示/違反報告)
紅 - 失踪ですか？続きをずっと待ってます！ (2017年4月29日 23時) (レス) id: 20383baa4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らすとうさぎ | 作成日時：2015年5月12日 20時
