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第三話 ページ13

上空を走る列車を見上げ、今吉は再び少年を視界に入れた。



宮地は暴言を吐きながら能力を高め、自動販売機などで防壁を作っている。



葉山、実渕は一般人を傷つけぬよう首元に狙いを定め、意識を奪う。



降旗は精神操作能力にかかったばかりのせいか能力が不安定。



今、少年と戦えるのは自分しかいない。



少年は携帯を首から下げ、現状を笑っている。


「ねー、今吉さん。僕、暇なんだけどなぁ」



今吉「なら能力解いて、自分で戦わんかいな」



「それじゃあ、つまんない。僕が見たいのは、人が苦しむ顔なんだから。



勿論、今吉さんもね」



宮地「悪魔か、こいつ」



倒しても倒しても一般人は襲いかかってくる。


止めるには、能力を解くか、携帯を奪い今吉の能力を使うかだが、隙が見つからない。


このまま体力勝負になるかと、誰もが考えた。



「ほらほら、早くなんとかしないと、みーんないなくなっちゃうよ??」



今吉「自分、しゃべりすぎやねん。




手はとっくにうってあるで」



「!?」




今吉の目が光る。


そしてようやく、少年は背後の気配に気づいた。




「今吉さんっ!!!」



鷲に乗った青年が少年から携帯を奪い、今吉の手に渡った。



第三者からの攻撃。



青年の手には、糸。



宮地「伊月!春日!」


降旗「来てくれたんですね!」


「なんだ、応援呼んでたんだ」



携帯からのメロディは消えた途端、操られていた人々は意識を失っていく。



バキリ、と携帯を潰す今吉。



今吉「これでこっちが優勢や。どないする?」



「もう少し苦しめたかったんだけど、いいや。飽きちゃったし、僕の任務は終わってるし」



とん、と噴水の上に立つ少年。



そして、作られていく同じ携帯。



「僕の能力は、無敵だもの。ね、今吉さん?」



今吉「……」



今吉達に笑みを浮かべたまま、少年は風と共に姿を消した。

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らすとうさぎ(プロフ) - 榴香さん» ふぁぁぁ!ご感想ありがとうございます!更新が遅くてすみませんっ!!まだ読んでいる人がいて驚きました。期待に応える為に頑張ります。 (2018年4月9日 20時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
榴香(プロフ) - 初めまして。コメント失礼いたします。久しぶりに占ツクに来てみたら大好きな作品が更新されており感動しました。とても嬉しいです。ありがとうございます。らすとうさぎ様もご多忙だと存じますが、是非またいつか、続きを読ませていただきたいです(o^^o) (2018年4月8日 2時) (レス) id: 7b23893e7e (このIDを非表示/違反報告)
らすとうさぎ(プロフ) - 更新が遅れてすみません。時間はかかりますが、なんとか完結までもっていきたいです。 (2018年3月12日 12時) (レス) id: 10e68c6278 (このIDを非表示/違反報告)
なしこ - この小説大好きです(*^ω^)更新される日を楽しみにしております(`・ω・´) (2018年1月21日 13時) (レス) id: 9145f3ee06 (このIDを非表示/違反報告)
- 失踪ですか?続きをずっと待ってます! (2017年4月29日 23時) (レス) id: 20383baa4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らすとうさぎ | 作成日時:2015年5月12日 20時

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