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｢Aーー！！おーーいA！！ちょっと来てくれよ！！｣
ナミと2人、ラウンジで航海記録を確認しながら次の島への到着時間を確認していたところ。
なにやら外から私を呼ぶウソップの声が聞こえて。
すぐにバタン！と大きな音を立てて扉が開かれた。
｢なによウソップ、随分ご機嫌ね。Aに何か用？｣
｢…？私を呼んでたの？｣
｢あぁそうだA！いいからちょっと来てくれよ！｣
ナミと顔を見合せて、ウソップに言われた通り甲板へ向かう。
ラウンジにあるキッチンで作業をしていたサンジも なんの騒ぎだよ、と一緒になって出てきた。
ほかのメンバーもそれは同じようで、気付けば全員が甲板に集まっていた。
そんな中、ウソップがじゃーーん！と嬉しそうに持ってきたのは
｢………椅子……？？｣
小さめのスツールのような、椅子だった。
木で作られているそれは非常に簡単な作りで。でもちゃんと背もたれと、そして片方だけ肘置きも着いていた。
｢あら、可愛いじゃない｣
｢ほー、よく出来てんなぁ｣
ロビンとサンジ。それに続いてほかのメンバーも感嘆の声を上げる。
｢うぉーー！！すげーー！ウソップやるなぁ！座っていいかーー？？｣
｢あーー！待て待てルフィ。だめだ。これはA専用なんだよー！先に座るのはAだ。｣
そんな中、椅子に率先して座ろうとしたルフィを咎めたウソップは、そう言った。
｢……え？私、専用？…なんで？？｣
｢A、いつ倒れるか分かんねぇからって、何かする時も必ず床に座って作業してんだろ。それに、メリー号の手すりはあんまり高さがねぇからな。手すりの前に立ったり、ましてや手すりの上に座るなんて危なくて出来ねぇだろ？
でもこの椅子があれば！安心して手すりの前で外を眺めることが出来るってワケだ！！｣
｢あぁ〜！だからこの椅子、微妙に背が低いのね、やるじゃないウソップ！！｣
｢ふっふっふ。いい所に気付いたなぁナミ。そう！これはAの身長に合わせて低めに作ってあるのだ！それもあってかなりの軽量設計で持ち運びもらくらく！折りたたみも出来ちゃうというスグレモノ！！｣
ふっはっはっは、とウソップは大声で笑って、どうだAーー！！すごいだろ！座ってみろ！！と、私の前に椅子を置く。
色々、頭の整理がつかなくて、私は呆然とするしか無かった。
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たなかなななか - 泣ける上に本当に最高な物語です。素敵なものに出会えました。 (2023年2月16日 13時) (
レス) @page49 id: 5ac32d6f52 (このIDを非表示/違反報告)
mai - 面白くて一気読みしてしまいました！泣ける〜( ´:ω:` )ゾロとの続き…気になりますw (2023年1月23日 0時) (レス) @page49 id: a1458c0d0c (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。こんなに早くお話を書けるなんて凄すぎて私には考えられないです笑 麦わらの一味の良さも引き出されていて本当に素晴らしい作品でした。続編も楽しみにしておりますが、無理だけはされない様に。これからも応援しています。 (2023年1月21日 14時) (レス) @page49 id: 44f80a3c45 (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - 翠さん» 翠さん。とっても嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも色々書いていこうと思っているのでぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！ (2023年1月19日 15時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 続編おめでとうございます！前作から応援させて頂いておりました。本当に細かく作られていて大好きです！これからも応援しております。 (2023年1月18日 16時) (レス) @page16 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸せうさぎ | 作成日時：2023年1月18日 13時
