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日常生活で落ちる可能性のある場所を避けたり、作業中に座ったりすることは、もう無意識だったのだ。けど、そんな些細なことに気付いて、わざわざ私のためだけに、そんなの作ってくれるなんて。
目の前の椅子にちょこ、と座る。
｢………ウソップ｣
｢あぁ？なんだぁ、あんま気に入らなかったか？｣
｢ううん、ちがう、ちがくて、
…………すごい……嬉しい………｣
私専用、とウソップは言った。
確かに、程よく後ろに反っている背もたれも、椅子の高さも、肘置きも。全部、私にとってはちょうどいいけれど、きっと私より背が高い皆が座ったら少し窮屈に感じるだろう。
なるべく軽くする為。そんなギリギリの高さ。
それなのに背もたれと肘置きが付いているのもきっとウソップの優しさだ。座っていても、後ろに倒れて頭を打ったりしたら意味が無いから。
これなら、確かに怖くない。
｢これで一緒に釣りができるな！食糧確保、手伝ってもらうぞ！！！｣
と、ウソップが笑う。
見上げると、他の皆もにこにこと笑顔で椅子に座っている私を見ていて。
｢Aちゃんはそんな事する必要ねぇんだよ！食糧調達なんて仕事はテメェがしろ｣
｢そうよ？？Aの付ける航海記録はほんっと凄いんだからね？Aが来てから航海の計画も超正確で随分楽になったんだから。釣りなんてさせてる暇ないわ〜｣
｢ふふ、確かに。Aの能力は考古学の研究にもかなり役に立つ能力だもの。私の研究も手伝ってもらわなきゃ。｣
｢いや！！おれの薬草栽培と薬の記録と管理もして貰わないとだぞ！おれひとりじゃ覚えられねぇ…｣
｢昼寝ん時にAがいねぇと落ち着かねぇからな。｣
｢まじでテメェのくだらねぇ理由でAちゃんを独り占めしようとすんな！マリモ！！くそ、俺もAちゃんを抱いて寝てぇ……｣
｢黙れエロコック。下心まみれのてめぇといっしょにすんな｣
やいのやいの、あーだこーだ。
皆が口々に言うのは、どれも私を必要としてくれる、そんな言葉。
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たなかなななか - 泣ける上に本当に最高な物語です。素敵なものに出会えました。 (2023年2月16日 13時) (
レス) @page49 id: 5ac32d6f52 (このIDを非表示/違反報告)
mai - 面白くて一気読みしてしまいました！泣ける〜( ´:ω:` )ゾロとの続き…気になりますw (2023年1月23日 0時) (レス) @page49 id: a1458c0d0c (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 完結おめでとうございます。こんなに早くお話を書けるなんて凄すぎて私には考えられないです笑 麦わらの一味の良さも引き出されていて本当に素晴らしい作品でした。続編も楽しみにしておりますが、無理だけはされない様に。これからも応援しています。 (2023年1月21日 14時) (レス) @page49 id: 44f80a3c45 (このIDを非表示/違反報告)
幸せうさぎ(プロフ) - 翠さん» 翠さん。とっても嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも色々書いていこうと思っているのでぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！ (2023年1月19日 15時) (レス) id: b10acb6a2f (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 続編おめでとうございます！前作から応援させて頂いておりました。本当に細かく作られていて大好きです！これからも応援しております。 (2023年1月18日 16時) (レス) @page16 id: e6bab70f8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幸せうさぎ | 作成日時：2023年1月18日 13時
