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倉庫にてポートマフィアに遭遇したAは、帽子男に問い詰められていた。


何者だ、と聞かれたAは必死に声を絞り出した。


「じ、自分は只の一般人です!!」


そう言って一歩後後退る。

ガクッ

あ、そう言えば後ろ階段だった···。
後ろ向きにグラリと体が傾く。


帽子男「お、おいっ!?」


見た目と違って意外と優しいのか、慌てて手を伸ばしてきた。
有難い、が、ポートマフィアに捕まるのは御免被るので、Aは自分の胸をポンッと叩いた。

フッとAが消える。


帽子男「なっ!?異能力者か!!」


何処に行った!?と窓の外に目を向けると、急いで立ち上がり走って行くAの姿が···。


帽子男「逃がすか!!」


窓ガラスを蹴破り着地、逃げたAを追う。


「ひぃっ!?本当に只の一般人だからあぁっ!!追ってくんな!!」

帽子男「あ"?只の一般人が瞬間移動なんかするか!?殺しはしねぇから待て!!」

「マフィアの言葉なんか信じられるかっ!!」

帽子男「手前···(イラッ)」


異能を使う隙が無い。
此では捕まるのも時間の問題だ。と、前から黒スーツの男が三人、此方に向かって歩いて来た。


帽子男「おい、手前等!其の女捕まえろ!!」

黒スーツ「!承知致しました!」


出し掛けた銃を仕舞い、Aに向かって走る。
Aはニヤリと笑い、手を前にかざして、男三人を其の手で隠すように横にスライドさせる。
すると三人の姿が消え、代わりに後ろから何かがぶつかる音と、怒鳴り声が聞こえた。
そう、三人を帽子男の目の前に移動させたのだ。


帽子男「痛ってぇ!何で俺の目の前に居る!?」

黒スーツ「も、申し訳ありません!!我々も何が何だか···気付いたら中原幹部が目の前に居て!」

帽子男「チッ、此れもあの女の異能か。首領に連絡する。手前等先に本部へ戻れ。」

黒スーツ「はいっ!」


Aはこの隙に異能を使って逃げたようだ。
中原幹部、と呼ばれた男は端末を取り出し、電話した。


中原「首領、中原です。任務は無事に終わりました。が、妙な女に出会しました。瞬間移動のような異能力者です。はい。·····了解しました。」


通話を終え、懐から煙草を一本取り出し火を点ける。
フゥーッと煙を吐いて海を見詰める。


中原「何だったンだ、あの女。」


捕り逃がした獲物を思い浮かべ、軽く舌打ちをした。





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自分、仕事終りに書くので、更新は大体夜です。
評価やコメント、密かにお待ちしてます(· ω ·`)

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設定タグ:文スト , 文豪ストレイドッグス , 中原中也   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月16日 21時

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