〜37〜 ページ45
中也サイド
作戦を開始してから一時間が経った。
俺は今ホテルの屋上に居る。
中也「オイ、何も無ェぞ?」
無線で青鯖に云う。
屋上に荷物がある筈だ、と太宰が云うから来てみりゃ、荷物も無ければ人っ子一人居やしねぇ。
太宰『上だよ、上。』
「あ?上?」
空を見上げると、遠くからバラバラと音が聞こえてきた。
ヘリか···。
太宰『荷物は地下にあったから、部下に回収させたよ。』
「はぁッ!?」
太宰『あのヘリは取り引き先の奴等だよ。処理は蛞蝓に任せたのだよ!』
そう云って一方的に通信を切る太宰。
巫山戯ンなよ!?あの糞鯖!!
「死なす、絶対死なす···!」
もう直ぐ其処まで来たヘリを睨み付け、此のイライラをぶつける事にした。
ヘリの扉が開き、俺に向かって銃を連射してくる。
「効かねぇなァ!!」
俺は異能を使い、銃弾を素手で受け止める。
カランカラン、と音を立て落ちる銃弾。
すると、今度はランチャーを取り出し撃ってきた。
ったく、無駄だっつーの。
「返すぜ!!?」
異能で弾を受け止め、其れを其のままヘリに向かって投げた。
ドゴォッ
物凄い音を立て壊れたヘリ。衝撃で乗っていたパイロットと他一人が屋上に落ちた。
無人になったヘリは傾き、下に落ちて·····!!
「やべっ!?」
下にはまだA達が居た筈だ。
此のままじゃ巻き添えに!!
俺は屋上のフェンスまで走り、叫んだ。
「逃げろっ!!」
部下達が慌てて逃げるのが見えたが、Aだけがその場から動かない。
何してやがる彼奴!!
太宰「A!?」
太宰の叫ぶ声が聞こえる。
其れでもAは動かない、それどころか落ちてくるヘリを見上げている。
「如何する積もりだ?」
Aが何やら力を溜めた。多分テクニックだ。
A「イル·グランツ!」
そう声が聞こえた途端、Aから流れ星のような光が無数に放出され、ヘリに向かっていった。
ガガガガッ
その流れ星は全てヘリに当たり、粉々になった。
「···オイオイ、まじかよ。」
アレれをいとも簡単に破壊しちまうとは····。
恐ろしい力だな、本当に。
「っと、此方を片付け無ェとな。」
俺は落ちて来た奴等に歩み寄った。
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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます！面白いと言って下さり、本当に嬉しいです！始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね！此れからも頑張ります！！ (2017年4月17日 10時) (
レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました！文ストも大好きです！そしてこの作品とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら猫 | 作成日時：2017年3月10日 22時
