【文スト】ようこそアークスinヨコハマ！【PSO2】

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太宰サイド

中也が突入してから数分、此方も合図を出して突入する。
まぁ、突入するのは部下達だけどねぇ。

私かい?私は外から状況を確認し乍、相手の動きに合わせて指示を出していく役目さ。
中に入って、銃撃戦の末死ぬのも、まぁまぁ悪くはないのだけれど、どうせ今回も避けれるようなゆっるーい銃撃戦だろうから、中へは入らない。
それに今、私はAと云う迚興味深い娘に夢中でね、早々死ぬ積もりは無い。

何て考えながらホテルの外を歩いていると、Aの姿が見えた。
おっと、少しばかり行き過ぎてしまったようだ。
来た道を戻ろうとすると、屋上から部下が数人、悲鳴を上げ乍落ちてきた。


「あーぁ、あれは助からない。」


部下の末路を思い浮かべ乍、其れを眺めた。


A「ザン!!」


そう声が聞こえ、顔を向けると、部下達の落下地点にAが居た。
緑色の光がAを中心に広がり、途端、強風が発生した。


「風のテクニック···?」


風は落ちてきた部下達を包み込み、落下速度を遅くし、無事に地面に着地させた。
部下達は何が起きたのか解らない様子で、暫く茫然としていたが、一人がAに頭を下げると、次々に礼を述べて、また建物に入って行った。


「ははっ、本当に、アークスとは凄いねぇ····。」


自分でも驚く程、乾いた笑いが溢れた。

アークス、其れは迚心強く、素晴らしく、そして···迚恐ろしい。







しかし、アークスの力が更に恐ろしいと感じる出来事が、数日後に起きるとは
此の時の私は、私達は、まだ知らなかった···。


A「あれ、治?此方に来すぎじゃない?」


真逆、こんな可愛らしく首を傾げる彼女が、あんな事をするなんて―。




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