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夢主サイド
中也の部屋で料理指導+昼食をとって、ボクは自分の部屋に戻った。
今夜、初めて二人の任務に同行する。
準備···は必要無いね。此のまま出て問題ない。
ボクはふぅ、と軽く息を吐いた。
治「緊張しているのかい?」
「―ッ!?治···ノックも無しに入って来ないでよ··。」
治「ふふ、驚かせてしまったかな?ごめんね?」
気配がまるで無かった。
治には、時々怖さを感じる。
光の無い目。何を考えているのか分からない表情。目の笑っていない笑み。
彼は、酷く深い闇に居る、そう思う。
でも、だからこそ····
「治···。」
治「ん?····!?」
ボクは治の頬を両方から摘まんで、上にちょっと上げる。
治「····ふぁひ、ひへるお?」(何、してるの?)
「治、ちゃんと笑って?」
治「!!」
治の目が見開かれる。驚いてるのかな?
ボクは手を離した。
「ごめん、でも、ボクは治の···ちゃんと笑った顔が見てみたい。」
治「と、言われてもねぇ···常に無表情の君には言われたくなかったなぁ。」
「む····。」
ボクが笑ったら、笑ってくれるのだろうか?
そう考えていたら、治がボクの両頬を手で包み、顔を上に向けさせられた。
光の無い目が、僕を見つめる。
治「ほら、A。笑ってご覧?」
笑って····
笑って?
笑うって、どうやったっけ····?
ボクの頭は真っ白になっていた···。
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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます!面白いと言って下さり、本当に嬉しいです!始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね!此れからも頑張ります!! (2017年4月17日 10時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました!文ストも大好きです!そしてこの作品とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月10日 22時