番外編 お花見2 ページ38
*
「もう、二人は何言っても聞かないんだから····」
ボクは溜め息をついて、鴎外の方へ声掛ける。
「ちょっと、鴎外。二人の飲酒止めて·····」
あ、駄目だ。エリスの撮影に夢中で聞いてない。
紅葉姐さん、も無理そうだ···一人優雅にお酒を楽しんでる。
「はぁ···。」
治「溜め息は幸せが逃げてしまうよ?ほらAも飲みたまえ。」
そう言ってボクのコップに何か注ぐ。
臭いを嗅いでみる。
「さくらんぼ?」
治「そう、美味しいよ。」
お酒、じゃないのかな?
何て飲むのをためらっていたら···
中也「ほら、飲めって!」
と、手を握られてぐいっと口に持ってかれ·····飲んでしまった。
甘い、甘いけど····この独特の苦味は··!
「ケホッ!これ、お酒!?」
治「大丈夫大丈夫、度数は低いから。」
いや、そう言う問題じゃ···
途端、ふわっとした感覚に襲われ、体が少し熱ってくる。
中也「おい、手前···酒弱いのか!?真っ赤だぞ!」
治「おぉ、まるで茹で蛸のようだ。」
中也「感心してる場合か!?」
治「飲ませたのは中也じゃないか。」
ボクの左右で何か言い合ってる、でもあいにく今のボクには聞き取れていなくて···
くらくらする頭を何とか抑え、口を開く。
「みみもとで、大声ださないえ···あたまいらい···。」
何てこった、呂律まで回ってない!
二人の表情は見えないけど、言い合いは止まった。
中也「あー、とりあえず横になっとけ。」
治「私が膝枕してあげるよ?」
中也「おい手前何言っt「ん、ありがとう。」は?」
ボクはそのまま、ポスッと治の膝の上に頭を乗せた。
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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます!面白いと言って下さり、本当に嬉しいです!始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね!此れからも頑張ります!! (2017年4月17日 10時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました!文ストも大好きです!そしてこの作品とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月10日 22時