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〜23〜 ページ26

引き続き中也サイド
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A「!」


珍しく、感情が表に出ている。
驚いてるな。

俺は掴んだ腕を引っ張り、引き寄せる。
前につんのめったAの横腹目掛け、軽い打拳(パンチ)を打ち込む。

が····


「んな!?」


Aは打拳当たるギリギリで、剣を消して、代わりに足に変なブーツを装着し俺の手からすり抜け後ろにくるくると回転し乍距離を取った。
くるくると回転、と云ってもばく転している訳じゃ無ェ。
空中で回っている。

そう、空中だ。


「何だ其の靴は···?」

A「此は魔装脚(ジェットブーツ)。ボクはバウンサーと云うクラスを取得している。さっきの剣は飛翔剣(デュアルブレード)だよ。」


また訳の解ら無ェ単語が出てきた。
アークスってのは謎だらけだな。
ま、そりゃそうか、宇宙人みたいなモンだしなァ?


「ボクを、女だからと甘く見ない方が良いよ?」


加減してたのがバレバレだったようだな。
成る程。日々戦っているのは伊達じゃ無ェ、って事か。

口角が上がるのが自分でも分かった。
未知の領域と対峙している事が、俺を興奮させていく。


「グランウェイブ」


そう云うとAの履いた魔装脚が光の線を描き乍、突っ込んでくる。
体は宙に浮いたまま。

そして俺の前まで来ると連続で蹴りを入れてくる。
俺は其を腕でガードし、隙を伺った。
何発か蹴りを入れると、ぐあっと大きく脚を振りかぶる。

今だ―!!

俺を蹴ろうとした足首を掴み、俺は異能力を発動させた。

ー汚れつちまつた悲しみにー

「重力操作」


途端、Aは床に張り付いた。


A「かっは!!」


やべっ、強すぎた!!←


太宰「其処まで!!」


太宰が俺の肩に手を置いて、云った。
此奴の能力は、触れたものの能力を無効化させる。

俺に触れた事により、俺の能力は無効化される。
床に張り付いていたAが解放され、咳き込んだ。


「わ、悪ィ。大丈夫か?」

A「うん、大丈夫。」

太宰「うわー、女の子相手に手加減無しとか最低だね、蛞蝓。しかも手合わせで。」

「うっせー青鯖、加減はしてたっつーの。」


嗚呼、糞ッ。
当分此の事で嫌味云われるな···最悪だ
何時か絶対こいつ死なす。



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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます!面白いと言って下さり、本当に嬉しいです!始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね!此れからも頑張ります!! (2017年4月17日 10時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました!文ストも大好きです!そしてこの作品とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月10日 22時

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