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中也サイド
首領に指名され、俺はAと手合わせする事になった。
A「分かった。手合わせする。でもボクは武器を使うけれど、良いかな？」
コテン、と首を傾げそう言うA。
相変わらずの無表情だが、可愛いと思ってしまったのは内緒だ。←
森「有難う。軽い手合わせだ、場所は此処で良いよ。」
何て首領が言うもんだから、俺は思わず言った。
「ですが、首領。此処にはエリス嬢が···。」
そうだ、此処には首領が溺愛する幼女、エリス嬢が居る。
もし出てきて万が一の事があっては大変だ。
森「エリスちゃんには部屋から出ないよう、云ってあるから心配ないよ。」
「そう、ですか···。」
なら、大丈夫か。
俺はAから距離を取り、向き合う。
太宰の野郎は首領の横に立っていた。
太宰「開始の合図は私出すよ。」
「嗚呼。」
A「わかった。」
俺はAの顔を見た。
俺より少し明るい、空色の目。
綺麗だ、なんて柄にも無ェ事を思う。
太宰「準備は良いね？始め!」
太宰の合図と共に、俺は一気に間合いを詰める。
相手は女だ、多少の加減はしねェとな。
Aの前まで行くと、迷いなく俺は回し蹴りを繰り出す。
ガッ
「!!」
蹴りが当たる寸前、Aがいつの間にか手にしていた二つの剣で防いだ。
A「フォトンブレード!」
「何だ!?」
青い小さな無数の刃が現れ、俺に向かって飛んできた。
俺は其を拳で粉砕する。
「へぇ、アークスってのは本当に摩訶不思議だなァ?」
面白くなってきた!
次に仕掛けたのはAだった。
二つの剣を交差(クロス)させ、床を蹴った。
―疾い!!―
距離はそこそこあった筈が、気付けばAは目の前に居た。
其の目は俺を真っ直ぐ見つめている。
「ーーッ!」
凛とした表情、澄んだ綺麗な瞳、白い肌、大人びた顔立ち。
嗚呼、すげェ綺麗だ―。
俺は思わず見惚れた。
が···流石に女には負けたく無ェ。
「悪ィが、勝たせてもらうぜ?」
振り上げた剣を持つ腕を、俺は掴んだ。
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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます！面白いと言って下さり、本当に嬉しいです！始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね！此れからも頑張ります！！ (2017年4月17日 10時) (
レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました！文ストも大好きです！そしてこの作品とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のら猫 | 作成日時：2017年3月10日 22時
