検索窓
今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:13,361 hit

〜19〜 ページ22

*


治「カスラ?彼の名前かい?」


その質問に、ボクは頷く。


カスラ『初めまして。私はカスラ。Aの上司に中る者です。この度は、彼女を保護して頂き、ありがとうございます。』


ボクの上司であるカスラは、常に礼儀正しい。
でも、腹では何を考えているのか解らない、通称:陰険眼鏡、と呼ばれている。


鴎外「いやいや、礼には及ばないよ。当たり前の事をしたまでさ。」


鴎外は、笑みを崩さず言う。


鴎外「ああ、自己紹介が遅れたね。私は森鴎外、この組織のリーダーだ。カスラさん、と言ったかね?貴方に幾つか質問があるんだが、良いかね?」

カスラ『えぇ、構いません。』


鴎外はボクをチラリと見る。


鴎外「彼女は、トラブルでここへ来た、と言っていたが、戻る事は可能なのかね?」


それは、ボクも知りたい。
通信が出来ている、と言う事はここの座標は掴めているはず。


カスラ『···現時点では不可能です。』

「え、座標は掴めているはずじゃ?」

カスラ『えぇ、ですが其処は···別次元の地球なのです。』

「別次元···。」


ボクが調査に行こうとしていた惑星、地球。
この惑星も地球。でもそれは別の次元、別世界の地球。


「あの歪みに巻き込まれて、ボクは別世界の地球に飛ばされたんだね?」

カスラ『そう言う事です。』


隣で中也が、訳わかんねぇ!と頭を抱えている。
そして、反対側に居る治は少し考える素振りを見せて、口を開いた。


治「一つ、良いかな?」

カスラ『何でしょう?』

治「今こうして通信出来ている、と言う事はあなた方の技術ならば別世界の地球だとしても、戻る事は可能なんじゃあないかな?」


確かに、座標さえ掴めれば転送など直ぐに出来るのがアークスだ。
それが出来ないと言う事は、別の理由がある訳で···


カスラ『···A。私達アークスは、大規模な組織です。それがどう言う事か、貴女なら解りますね?』



···なるほど、そう言う事か。

〜20〜→←〜18〜


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます!面白いと言って下さり、本当に嬉しいです!始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね!此れからも頑張ります!! (2017年4月17日 10時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました!文ストも大好きです!そしてこの作品とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月10日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。