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〜1〜 ページ3

時刻は午後10時

うっすら浮かぶ、今宵は三日月。
此処はヨコハマ。

高層ビルが建ち並び、昼間は活気に満ち溢れている、が
夜になれば一転。昼間の騒々しさが嘘のように、静まり返る。

そんな街のとある路地裏。

「···。」


袋小路の通路に積まれた木箱の上に、丸くうずくまる感じに横たわるA。


「·····ッ」


ここは?

うっすらと開けた目に入って来たのは、暗い通路。
ここが路地裏だと、直ぐに理解した。けど···

「何で、こんな所に?」

そう、ボクはキャンプシップに居たはずだ。
重い頭を起こして、考える。でも、何も浮かばない。

時空の歪みに巻き込まれて、飛ばされたのは確かだ。

「シエラ、シエラ。駄目か。」

通信は依然として途絶えたまま。
現在地が解らない以上、下手に動かない方がいい。
しかも、夜だしね。

仕方ないので、木箱の上に体育座りして、朝を待つ。
眠くないのが、かなり辛い。
すると、ボクの居る場所から少し行った通路から声がしてきた。


?「テメェ、さっきの任務でわざと俺に向けて撃ったな!?」

?「言いがかりだよ。私は君の後ろに居た敵を撃っただけさ。」


何やらもめているような?
ボクは少しだけ、身を乗り出して木箱の上から、声のする方を見た。

····うん、暗くて見えないや。
多分、聞こえてくる音量からしてもうすぐこの袋小路を横切る、はず。
まぁ、だからってあえてコンタクトを取ることはしない。
アークスの掟、調査中は極力その惑星の人や出来事に干渉してはいけない。

とりあえず、通り過ぎるのを待つ。
そして、朝をただひたすら待つ····筈だった。


?「其処に居るのは誰だい?」


え、ボクの事?

ボクは再び、声のする方へ顔を向ける。
おっと、意外と近くに居た。

一人は、小柄で洒落た帽子を被った少年。
そして、もう一人は長身で頭や首、腕に包帯を巻いた少年。


てか、この包帯だらけの少年、大丈夫?

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のら猫(プロフ) - コメントありがとうございます!面白いと言って下さり、本当に嬉しいです!始めたばかりなんですか。自分はシップ6でやってます。機会があればゲーム内で会えると良いですね!此れからも頑張ります!! (2017年4月17日 10時) (レス) id: 8d32f0832d (このIDを非表示/違反報告)
花唄ヤマカ(プロフ) - 最近PSO2を初めて、何か夢小説ないかなーと探していたらここにたどり着きました!文ストも大好きです!そしてこの作品とても面白いです!更新頑張ってください! (2017年4月17日 7時) (レス) id: f010f9f600 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のら猫 | 作成日時:2017年3月10日 22時

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