【鬼滅の刃】宇髄天元の同期【男主】

第25話 ページ27

デコピン痛みに耐えているうちに、隠の人達に連れて行かれたであろう竈門くん
　
　

「柱合会議始めようか」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
「ふぅ、」


柱合会議は滞りなく終わった
　
だが、不死川くんは先程の事がまど心に残っているようで顔が何時もより怖かった
　
　
俺は竈門くん達を認めて欲しいと言ったが、もちろん不死川くんや天元達の言い分だって分かる
　
“見てきた“から。
　


大切な人が鬼にやられて、鬼殺隊に入るというのは珍しくない
　
そんな事例を俺は知っているし、身近にだっていたしいる
　
　
鬼を憎む気持ちは俺は否定しない
　
　
だからこそ、不死川くんの意見も否定しないし拒むことなんてしたくない
　
　
「おい、A？」
　
「…ん？どうしたの天元」
　
「どうしたの、じゃないさっさと帰って寝ろ」
　
「あ…ﾍｯｸｼｮｲｯ！！」
　
　
自分がすっかり風邪ひいてることすら忘れていた


　
　

　
「うぅ、ありがとな天元」
　

「全く、派手に寝まくってはやく治せ！」
　
　
あの後、屋敷に一人暮らしの俺を心配してくれた天元がわざわざ送って面倒見てくれているのだ

杏寿郎くんや甘露寺ちゃん、無一郎が声をかけてくれ嬉しかった
　
　
『小さい子どもみたい、A』

『うえっ！？』
　
　
無一郎のは、お叱りも兼ねた心配と思っておきたい
　
　
「はぁ、やっぱりお前は派手に馬鹿だな」
　
「？、どうしてだ？」
　
　
呆れたように椅子に座り、机に肘をつきながらこちらを見る天元


「そのまんまの意味だ…お前だけは何時までも変わらない」
　
「なにそれ！？」
　
　
唐突にそんなことを言うため、思い切り上半身も起こして天元を見る
　
　
「少しは大人の色気？貫禄が出たデショ！？」
　
「いや、派手に変わらん」
　
「酷い」
　

飛び起きて損したわと思いつつパタンと後ろに倒れ、額に濡れた手ぬぐいを置く
　

さっき、しのぶちゃんから貰った薬を飲んだせいか眠気が襲う
　
　
天元は料理もしないし俺はこの状態なので店でご飯を食べたおかげもあり眠気はましましだ

　
「ふぁあ、眠い…」
　
「寝ろ」
　
　
“うん“と返し、ゆっくりと瞼の力を抜けばあっという間に眠りにつく俺
　
　
やっとまともに寝られる
　

　

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