【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ29)

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第貮漆話宇宙船/Ⅴ（襲来）ページ29

凪沙「智恵理を探していた途中、宇宙港であった男の人が居てその人に皆にライバルだって言われて。私、皆がライバルになるって考えた事も無くて、私、阿呆だったのかな。」
梵方「阿呆、阿呆。って痛!」
友歌が梵方の頭をグーパンチした。
凪沙「皆で受かったらって、皆で笑顔になったらって、ただそれだけだったんだ。」
織音「凪沙。」
友歌「分かんないよ?皆受かるかもしんないじゃん。」
真琴「う～、無理無理、絶対無理だって～!!」
凪沙は上を向いた時、宇宙船から何か光るものが見えた。
凪沙「あれ、何?」
ドォーン!!
轟音が鳴る。同時に警報アラームが船内に響いた。
A「!夏季、皆を連れて部屋に逃げて!」
夏季「何言ってるの?アンタはどうするのさ!?」
A「ここで敵を食い止める。」
私はアタッシュケースから妖刀『紅桜』村正を取り出した。
夏季「な、ならアタシも…」
A「アンタじゃ無理よ!」
夏季「何で!?私だって…」
A「たかが警官隊20人如きで怪我している奴がいたら戦えないの!今回の敵の主武器は警棒じゃない。恐らくアサルトライフル。沼津の時、敵は銃を持っていた?持っていなかったでしょ!でもアンタは怪我をした。そんな奴が闇雲に突っ込んだ所で結果は見えているでしょ!」
夏季「う…。」
A「確かにアンタは強くなった。たった1週間で剣道六段をとるなんて凄いよ?でも敵は銃器だ。私でも楽に戦える相手じゃない。それにアンタには凪沙達を安全な所に誘導する事があるでしょ。ここは私が食い止める。」
夏季「…分かった。アンタ達行くよ。」
凪沙「は、はい。」
夏季たちは出ていく。それと同時に天井版に穴があき、デス兵が約10名入って来る。
乗客「キャー!」
デス兵1「この船は、我々デスが制圧した。船内にAKB0048に参加予定の少女が数名、乗船しているとの情報がある。速やかに投降すれば危害を加えることは無い。」
A「あらそう。私の事を呼んだ?」
デス兵2「貴様、なんだその手に握っている物は!?」
A「見て分からない奴には言った所で到底分かりはしないわ。」
デス兵2「き、貴様ー!!」
デス兵がいきなり撃ってきた。この銃は…『M4A1 Carbine』!クソっ、厄介な銃だ。私は銃弾の軌道を一瞬で判断し、銃弾をよけつつ、私の頭に向かって飛んできた1発の銃弾を『紅桜』できる。
デス兵2「!?…貴様、何者だ!」
A「北条家第37代、北条A、只今見参。」
デス兵2「な、北条!?」
私は動揺しているそのデス兵に向かい走りだした。