【AKB0048】夢の舞台へ! (ページ19)

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第壹漆話沼津星/Ⅲ（空港）ページ19

A「空港?」
夏季「病院じゃないジャンか!」
形原「今から行くとこは空港でも病院でもありません。空港の中ですが。」
A「え？」
夏季「はぁ？何言ってんの?アンタ。」
形原「WOTA沼津星支部はこの空港の中にありますので。」
A・夏季「!?」
A(空港の中にWOTAの支部が?)
Aが聞くよりも前に、夏季が切り出した。
夏季「何でWOTAの支部が空港の中にあんのよ?」
形原「この空港は我々が作った空港ですので。」
A「なるほど。」
形原「冷は地下1階です。早く行きましょう。」
A「はい。」
私達は空港の中へ入っていった。

-沼津国際空港本館地下1階-
夏季「い、イッタ～い!!ちょっとアンタ真面目にやりなさいよ!」
夏季は隣の治療室で腕の治療をしているが、相変わらずうるさい。
A「申し訳ありません。騒がしくて。」
形原「いえいえ、それよりも15分後に出発します。」
A「分かりました。それよりもどうやって大気圏外に飛ぶんですか?」
形原「この空港にはマスドライバーがあるのですよ。いつもは地下に隠れていますが。」
A「え!?」
形原「10億を超える星の中からマスドライバーのある星は深銀河の中でも数少ないのはご存じですよね?」
A「ええ、父から聞きました。」
形原「その星の全てがD.G.T.Oによって占領されています。この星を除いては。」
A「え？」
形原「横浜、川崎、名古屋、大阪、堺、新潟、広島、高松、博多、青森、札幌、琉球、南樺太…。全てここ10年間に占領されました。他にも沢山在ります。ですから…」
A「マスドライバーを地下に隠し、D.G.T.Oの目を欺いているのですね。」
形原「ええ、そうです。」
A「何故そんなものを使ってまで私達を?」
形原「銀河の為に戦う仲間が増えてくれるのなら…では駄目でしょうか?」
形原は笑っている。本当にそう思っているって言う顔だ。
A「いえ、失礼な事を聞いて申し訳ありませんでした。」
形原「だからいいんですよ。もう謝るのは止めてください。」
A「は…」
夏季「ギャァァァァァァァァ!!!!」
はいを言おうとした時に、夏季の悲鳴が聞こえた。Aは思わず笑ってしまった。
A「ハハハ!!!」
形原も微笑んでいる。すると医師が部屋に入ってきた。
医師「治療は済みました。骨に異常は有りませんし、軽い打撲程度です。」
形原「そうか、ご苦労さん。さあ、行きましょうか!」
そうしてA達は地下23階の大気圏外打ち上げ滑走路へと向かった。