そっと風がやむまで【MHA】

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ついさっきまで、手を伸ばせばすぐ触れられる距離にいたはずのあの子は

目を閉じて再び開けた時

もう何処にも居なかった────

私の前から、永遠に姿を消してしまった。

あの子はもう帰ってこない。

この世界の端から端まで探しても、、

二度と、、、会えない。

もしも──────

後悔が過去を塗り変えてくれるのなら、どんなことでもするから……

だから、もう一度

あの日に戻って全てをやり直したい。

もちろん、私の命とひきかえだとしても。

今度こそ”貴方”を救ってみせるから、愚かな私を赦して欲しい……いや、許す必要なんてない。

”貴方”になら恨まれても構わない。

だって、家族を守りたいと思うのは、当たり前のことでしょう?

そして何よりも、きっと、”貴方”は

”幸せになるべき人”だった。

私よりもずっと……。

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これは、異能が蔓延る世界の片隅に生まれたとある少女が
　
『逃れることのできない宿命』

『忘れられるはずのない夢』

『託された想いと希望』

　
小さな体にその全て(・・)を背負って進んでいく物語。

【ATTENTION】

・亀更新
・苗字固定
・口田君不在
・何でも許せる方のみ執筆状態：連載中