ゲームセンター４ ページ16
Aside
小さめのキーホルダーは、最初の景品より幾分か取りやすかった
それもあって、どんな反応をするのか気になっていろいろと取っているうちに
梶さんのキャラクターのキーホルダーだけで5.6種類も取ってしまった
寺島「完全に推しキャラみたいになってるね」
「ですね」
寺島「・・・もうキーホルダーはやめておこうか」
「そうしましょう。しかしこうもたくさん取れると面白いですね」
寺島「ほんとに上手。そういえばAくんは横から位置確認したりしないね」
「位置ですか？」
寺島「前からだと奥行がわかりにくくない？」
「あぁ、空間魔法を使用する種族は空間把握能力に優れているのですよ」
寺島「そうなんだ。じゃあ横から見なくてもわかるんだ」
「はい。でなければいつも空間を移動しているときに
間違えて足が地面に埋まってしまったり、身体が壁にめり込んでしまいますからね」
寺島「めり込み…」
「まぁ、空間の把握が出来ない状態で空間魔法は使えないので
滅多に起きるものではありません」
寺島「そ、そっか、なら安心だね・・・安心かな…」
なんだか釈然としなさそうな寺島さんが小声で喋っているけど
周りの音が大きくて聞こえない
そんなに重要なことではなさそうだからいいだろうか？
「どうかされましたか？」
寺島「ううん、なんでもない。あー、他には何か欲しい物とかない？」
「そうですね…先程の場所にドラゴンのぬいぐるみがあったので、それとか…」
寺島「あぁ、さっきの可愛い子ね。いいね。触り心地も良さそうだったし」
「はい。寺島さんは何か欲しい物はないのですか？」
寺島「うーん、さっきのフィギュアと、ゲームの剣も取れたらほしいなぁ」
「ではそれも取りましょう」
そしてかれこれ1時間ほど取りに取りまくった結果
寺島「山盛りだね」
「思わず取り過ぎてしまいましたね」
両手には景品のたくさん入った袋
最初は空間に仕舞っていたが、途中からお店の人が位置直しや袋を持ってきてくれて
ほとんど傍にいたので仕舞うことができなくなった
寺島「そろそろ帰ろうか」
「そうですね」
店員さんに満面の笑みで見送られ、店を出る
「外は静かですね」
寺島「そうだね」
「でも景品を取ると褒めてくれるので、あの機械の声も嫌いではないです」
寺島「取れない時にはちょっと煽られるけどね」
「そうですね。それでは家に帰りますか」
寺島「壁にめり込まないように」
「ふふ、了解です」
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猫。 - 推しが絡んでる...！推しと推しが...！紀章さんと諏訪部さん大好きで、うらつくあんまり二人出てこないので嬉しかったです！ありがとうございます！ (2023年4月23日 18時) (
レス) @page7 id: f02eee6231 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うるげぃりあ | 作成日時：2022年5月14日 0時
