転移者、家を買う…いや、作る。４ ページ40
安元side
異世界で住んでいたAの家がどうやらアホ程でかい城だろ言うことが判明した
「しかし、社長が住んでいる家もとても高い建物ですよ」
安元「それはマンション。あの建物にはたくさんの人が住んでるから大きいの
Aは一人で住むんだから、小さくて大丈夫。おーけー？」
「なんと、あの建物にはたくさんの人が住んでいるのですか？
どおりで毎回同じ扉に入っていると思っていました」
複数で同じ屋根の下に住むとは、面白い建造物を創造しましたねと楽しそうに笑うA
Aからしたらそういうものも面白く感じるのか
「しかしあそこは高いところに屋上があり、空を飛ぶのに丁度いいと思っていたので
少し残念ですね」
梶「高層マンションの屋上を個人の離着陸場にするなんてAぐらいだよ」
安元「とりあえず、Aが行ったことのある家を思い浮かべて、それぐらいの大きさね」
「私が行ったことのある家。しかしそれでは・・・いえ、了解しました」
よし、と息巻いて真剣な眼差しを浮かべ、手を広げる
しかしその真剣な眼差しの中に少し嫌な雰囲気を感じた
安元「Aストップ」
「はい、なんでしょうか」
安元「一回ここにミニチュア…作ろうとしてる家の模型を作ってみて」
「模型？」
手を横に広げて大体の大きさを示すと、首をかしげながら模型を作っていくA
そして数秒後、そこには資料館で見るような日本庭園が美しい平屋の邸宅が出来上がった
安元「敷地は5頭分だっつってんだろっ」
寺島「あー怒った」
「す、すみません！しかし行ったことのある家といわれますと
隅々まで内装を理解しているものだと、昔働いていた職場ぐらいしかなくて…」
梶「まあ先輩の家に行っても内装までは把握してないだろうしね」
「丁度この敷地にすっぽり収まりそうで、つい･･･」
寺島「こんな家にも住んでみたいけどね、中庭すごい綺麗」
安元「東京のど真ん中にそんな豪邸あったらおかしいから」
梶「よし、じゃあ、Aさっき数軒家建ったって言ってたよね？」
「はい」
梶「その家に似せて５軒建ててください」
「複製すればいいのですね。それなら覗く必要もなく魔法でどうにかできます」
手を広げると、今まであった大きな箱から玄関のような場所に移動した
いや、移動したんじゃなくて景色が玄関になったのか
梶「周りにある家が普通の家でよかった」
寺島「ほんと。大使館とかだったらどうしようかと思った」
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プラスチック(プロフ) - 初めて読むテイストで、とても面白かったです。強いけど天然で可愛がられる主人公、いいですね。 (2022年2月21日 22時) (
レス) id: 897ac6c9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うるげぃりあ | 作成日時：2022年2月13日 19時
