【男主】異世界転移者のチート声優ライフ１【短編集っぽい】 (ページ34)

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サウナー６ページ34

花江side

サウナのルーティンを3セットほど終えた後
一旦休憩を挟んで水分補給やストレッチなどをして一時間ほど経った

疲れたようならこれで終わりでもよかったけど
Aはまだ入ってないサウナが気になるようで
他のみんなも疲れていないので、サウナツアーをすることに

賢章「ここが塩サウナでーす」

花江「こうやって体に塩を塗って溶けるまで入ってるんだけど
　浸透率とか皮脂汚れを浮かせたりする効果で綺麗になるんだって」

「なんだか調理されているみたいですね」

浅沼「美味しくなーれ美味しくなーれ」

浅沼さんがAくんに塩を塗り込む

「そういえば、この世界のヒト族は食べたことがないのですが、美味しいのでしょうか」

「「・・・」」

「はは、やだなー冗談ですよ」

浅沼「間が怖ぇよ！」

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賢章「これがミストサウナ」

塩サウナを楽しんだ後はミストサウナに来た

「ほかのサウナと比べると温度が低いですね」

花江「そうだね」

浅沼「家のお風呂とかにもつけてる人もいるみたいだし、一番身近だよね」

「自宅にですか。昔は銭湯が主流でお風呂のある家も珍しかったですが、凄い時代ですね」

花江「昔って、すっごい昔。江戸時代とかじゃない？」

賢章「見た目若いAから言われるとちょっと違和感があるね」

ミストサウナはちょっと温まる程度休んでまた次に移動する

賢章「こっちは遠赤外線サウナだね。石じゃなくてそこのパイプみたいなので温めるんだ」

浅沼「スーパー銭湯とかでもある結構主流なタイプだね」

「すーぱー銭湯･･･普通の銭湯とは違うのですか？」

花江「おっと、そこからか」

賢章「なんか料金設定とかで法律的な違いがあるらしいけど、詳しい事はわからないな」

浅沼「銭湯が個人店で、スーパー銭湯がチェーン店みたいなイメージ」

花江「確かに。あとスーパー銭湯には漫画とかマッサージ店があるイメージだね」

「たしかに、すっごい銭湯ですね」

そんな雑談をしながら、遠赤外線式のサウナにも入ってみる

「遠赤外線といえばですが」

浅沼「お、どうした」

しばらく温まっているとAが思い出したように話し始めた

「この前安元さんが、遠赤外線で焼いたチキンは
　皮がパリパリ中はジューシーで美味しいとおっしゃっていました」

「「・・・」」

「今度ご馳走していただけるらしいのですが、楽しみです」

賢章「よ、よかったね…はは」

サウナツアーが少しホラーになった