時に気まずい出会いあり3 ページ25
梶side
今日は収録で一緒になった神谷さんと小野さんと花江くんと一緒に
帰りに食事をすることになり、どのお店で食べようか街をうろうろしていた
神谷「まさか定休日とは」
小野「どこにしましょうか」
梶「今ちょっと調べてみたんですけど、ここなんかどうです？」
花江「おー、美味しそう」
移行としていた現場近くの飲食店がまさかの定休日で
代わりの店を探しながら少し街中をうろうろしていると
神谷「あ！ネコ！」
先程も野良猫を見つけていた神谷さんが、またネコを見つけたらしい
ネコ好きの人には野良猫レーダーでもついているんじゃないかと思う程すぐ見つける
梶「ちょっとブサイクですね」
神谷「わかってないなー、梶くん。野良猫はブサイクな方がかわいいんだよ」
花江「そうそう」
猫を飼っている二人がちょいブサなネコに夢中になりながらそう言う
神谷「ほーら、ネコちゃんおいでー」
神谷さんが手を擦るように動かすと
目を見開いて固まっていたネコがおずおずと近づいてきた
小野「おーすごい」
花江「え、すごい懐っこい」
神谷「俺もまさか来るとは思わなかった」
花江「いいなぁ、ねこちゃん僕も撫でさせてー」
どうやらこの野良猫は人に慣れているらしく
神谷さんと花江くんに大人しく撫でられている
これは懐こいネコがすごいのか、二人のテクニックがすごいのか
そんな光景を眺めていると突然
(…きこえますか…きこえますか…梶さん…Aです
…今…あなたの…脳内に…直接…呼びかけています…)
頭の中に声が響いてきた
梶「へ！？」
小野「ど、どうした梶くん」
(反応してはいけません梶さん。この声は周りには聞こえません。変人になってしまいます)
さっきはお風呂場の中のように反響して聞こえていた声が鮮明に聞こえるようになった
(さっきのはやってみたかっただけです。普通に鮮明に伝えることができます)
やってみたかったって･･･そんな急に脳内に直接話しかけてこられても困る
(困らせてしまい申し訳ありません)
いや、びっくりしただけで別にいいけど･･･って、考え読まれてるな！？
(無礼は承知の上でしたが、周りに人がいる状況ではこうするのが最適と判断しました)
そ、そうだね。ここで独り言言ったら変に思われちゃう
・・・あんまり変なこと考えないようにしないと
(表面的思考しか読み取ってませんので、強くイメージしなければ大丈夫です)
強く、イメージ…
(梶さん？)
梶「は、はい！」
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プラスチック(プロフ) - 初めて読むテイストで、とても面白かったです。強いけど天然で可愛がられる主人公、いいですね。 (2022年2月21日 22時) (
レス) id: 897ac6c9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うるげぃりあ | 作成日時：2022年2月13日 19時
