世間話風説明パート５ ページ20
櫻井side
なんとか生地作りが終わって解放され
焼きながらAの話を聞く
森久保「じゃあ隕石とかが落ちてきたりしてもAがいれば大丈夫ってことだ」
「隕石ぐらいなら大丈夫ですが、今の私は向こうにいた時の半分も力を使えませんよ」
森久保「え、そうなの？てか、半分で隕石ぐらい大丈夫なんだ？」
「ええ、壊したり消すだけなら、作ったり変えたりするより何倍も簡単です」
櫻井「へー。え、力が使えないのってこっちに来た時の代償みたいな？」
「一定の力以上は使わないようにと注意はされていますが、使えないわけではないです」
浅沼「じゃあなんで」
「高位種族は全て羽を持っています。そこが力を使うためのポンプの役割があって
それをしまっている今の状態では使える力は上位から中位種族程度でしょう」
「「「はね」」」
俺を含めた全員が目を輝かせながらAを見つめる
「は、はい。羽です･･･」
浅沼「そのー、それって、見れたりとかってできない…ですよね？」
「今ですｋ…」
浅沼「今です」
食い気味だな
「・・・できますけど」
浅沼「ですよねー・・・ってできる？！いま出来るって言った！？」
「はい」
鈴村「いや、でもAが嫌だったら全然」
浅沼「それはもうもちろん、Aくんが嫌なら全然大丈夫、無理しないで」
「嫌と言うか、その、どう受け取られるのかなと少し不安ですね」
困ったように眉をひそめて俯くA
「いえ、でも大丈夫です。皆様が怖がられるようでしたら記憶を消せばよいのですから」
よいのですかね？それは
まあ、こちらから見せてくれと言っておいて怖がるのはさすがに失礼なので
そんなことがあったらなかったことにしてもらった方がいいのかもしれない
「それでもいいのでしたら」
「「「全然オッケー」」」
「あ、はい。でしたらせっかくですし服装も正装で」
そういうとAは立ち上がり目を閉じた
すると少し髪が伸びて銀髪になり、顔立ちも鼻が高く西洋風に変わる
よかった、肌の色は少し心配になるほどに青白くなっただけだ
これで緑とかだったらどうしようかと思った
背中には銀髪が映えるような黒い羽があった
心構えをしていたが、肩透かしを食らう程怖いなんて感情は一切浮かばない
むしろ、どこか儚げな姿に心配が勝る
服装もラフな格好から黒を基調とした豪華なものに変わっていき
執事？いや、これはむしろ･･･
櫻井「王族…？」
「えっ！？」
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プラスチック(プロフ) - 初めて読むテイストで、とても面白かったです。強いけど天然で可愛がられる主人公、いいですね。 (2022年2月21日 22時) (
レス) id: 897ac6c9fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うるげぃりあ | 作成日時：2022年2月13日 19時
