夕日に浮かぶ綺麗な紅葉 ページ3
時間:夕方
side:乖離
今日は、学校が面白かった。
新しく来た転校生、
静夜くんは私の事知っている
見たいだったけど。
乖離「…今年も、紅葉が綺麗だな〜！
私、巫女になれて幸せだな…」
社の周りを丁寧に掃除しながら、
一面広がる紅き紅葉を眺めた。
ここは霊力が豊かならしく、
沢山の妖狐たちが周りで遊んでいる。
昔から彼らの事が見えたけど、
不思議と怖いとは思わなかったし、
何処か懐かしいと感じた。
ざあぁぁぁぁぁぁーー！！！！！
ものすごい風が、辺りの紅葉が巻き上げる、
一瞬、目を閉じて、開けると、1人の青年と、
今日転校して来た静夜くんが立っていた。
静夜「……ぁあ！！乖離じゃんか？！巫女ってここの神社のことだったんだ！へー…」
さっきまで誰もいなかったのに何処から？
でもいっか、折角だからお話しよう。
乖離「静夜くんこそどうしてこんな所に？あと、隣の人は？」
ヤバイ、Aの事どう紹介すれば…
A「俺はA。 静夜の従兄に当たる。
何故ここにいるのか、そうだな、
紅葉が美しかったから」
この程度の事をかわせないとは。
静夜には確かに勉学が必要です、遊月様。
乖離「そうだったんですね！所でその狐の
仮面、細部まで綺麗に細工されてるんですね。御狐神さまの仮面みたい…」
昔、お祖父様が聞かせてくれたお話のにそっくりそのままなんだよね。
A「…この仮面、手に取るか？
決して壊さないなら…構わないから」
Aは頭の後ろで結んでいた紐を、
素早く外しすと、乖離に差し出して
っえ‼︎いいの‼︎てか着けてる本人も
カッコイイですよ⁉︎
でも折角だから、見させていただきます‼︎
乖離「ふぁあ！凄いですね、この木、肌触り‼︎でも、あまり軽く無いんですね。
もっと軽いかと思ったんですけど」
桜の木の仮面…とても高価なものなのだろう。
静夜「兄さん、俺先帰って勉強してるな！」
ったく、狐の仮面は命と対価のもんだぞ、
まあ、今は2人で話してればいい。
静夜は手を振ると、たった、
と境内から出て行った。
次へ行きます
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作者名：凪 | 作成日時：2014年6月8日 0時
