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これからも見守るだけ ページ2

『其方はまだ、生きたいと望むか?』


《勿論です。私はまだ、
あの方を護らなければなりません。》


『ふっ、
なら妖狐として転成させてやる代わりに、
其方の感情、
人間としての気持ちを一部もろうて行く』


《構いません、あの方を護れるなら》


『契約完了じゃな、又何処かで逢おうぞ』















くぁっ、ふあ……。

また、思い出していたのか、
生まれ変わる前の記憶。

確か今日は、巫女様が、
ここの掃除をしてくださる日だったか。


静夜「A、起きてるか?
話があるんだけどよ!」

ばんと社の扉を開ける静夜。

現在、社内での格好は、人型。

霊力が豊かなこの神社だからこそ
人型に成れる。

A「今起きた、それで話って何だ?」

豪華な紅葉色のベッドから身を起こし、
相手を見据える

静夜は先程の格好から、すぐに跪き、
静夜「あ、すみません、
我が長に御無礼をしました。
話とゆうのは元長、遊月様から、
学園、人が行き交う場所に通うようにと…」


学園か、確かあの方も通っているとか。
だが、行く必要など無い、
知識は昔のままだから。

A「俺が赴く必要は無い。
其方だけで行け。
俺は影で護れるのなら…それでいい」

静夜「……それで、よろしいんですね?
では、そう伝えておきます。
朝早くから申し訳ありませんでした 」

静夜 、すっとお辞儀をすると、
すぐ部屋を出て行った。





あの方は、俺の事は覚えていない。

でも、俺達が狐の姿でも認識できる、

彼女はまさにあの方なのだ。

夕日に浮かぶ綺麗な紅葉→←設定*訂正あり



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設定タグ:和風ファンタジー , 恋愛 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名: | 作成日時:2014年6月8日 0時

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