【歌い手様】訳ありシェアハウスに入ることになりました！

坂「17話！」貴「…………」 ページ21

Aside


この声は、



わっくん？


そうだよね……私のこと、嫌いになったよね


ごめんね…


─光のある方へ行って─


誰？


─私は貴女─


私ってこと？


─さあ、早く─


うん。分かったよ。ありがとう


光の方向へ進むと


『っは！！！』


ここは……現実？だよね


『え、もう7時じゃん。した行かなきゃ』


下に降りると、そらるさんしかいなかった


『そらるさん、ご飯は…』


そ「ん？あぁ、みんな食べ終わって出かけたよ。Aも食べな」


ご飯を運んできてくれる


そ「ねぇ、俺さAのこと嫌いだからあんまり話しかけてこないでね」


『え……』


ズキッ


『痛っ…』


頭に痛みを感じながらもいう


『そうなんですか。ごめんなさい、私いきなり来てまだそんなに経ってないし、そらるさんは私みたいな奴嫌いですよね。ごめんなさい』


立ち上がってリビングを出ようとする


『……ご飯、やっぱりいらないです。自分で片付けるので、置いといてください』


頭痛に耐えられなくなり、すぐに上へ上がる


部屋に駆け込んで鍵をしてうずくまってしまう


─嫌い─


もう、慣れたはずなのに


“へぇ、慣れたんだ。もっと言ってやろうか”


前を見ると、わっくんの小さい頃の姿があった


『やめ…て』


“お前は最低なんだよ。謝れ。アイツに”


『ごめ……んなさい』


“謝れ”


『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい』


ずっと謝り続けた


その時、


そ「A！？」


え、なんで……


─そらるside─


Aはすぐに上に上がっていった


頭、抑えてたな……


まぁ、俺も作業あるし部屋に行くか


自分の部屋に行く途中、Aの部屋から声が聞こえた


歌でも歌ってんのか？


『……めなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい』


ずっと謝ってる？


これ、大丈夫なのか？


気がついた時には


そ「A！？」


口が動いていた


『そ、らる、さん、？なん、で、、、』


そ「とりあえず開けて？」


ｶﾞﾁｬ


A、泣いてる


『ごめんなさい、うるさかったですか？』


そ「お前、その謝るくせやめろ」


『………無理ですよ。私はずっと謝り続けなきゃ、いけないんですから』


そ「は………？」


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文字数……(´;ㅿ;｀)

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