検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:8,772 hit

ページ4

結局ベッドを出たのはお昼前。一緒に朝昼兼用食を作って、それを食べながら今日の予定をどうするか話合う。

「Aは今日なにしたい?」
「洋服見に行きたいかも。そろそろリリイベもあるしね」
「じゃあ服買いに行こう」
「まふはそれでいいの?」
「Aと一緒ならなんでもいいよ」
「じゃあ私の用事が終わったらまふの好きなところ行こうね」

僕はAがいるならどこでもいいのに、なんてそんなことを言えば、きっと遠慮して家に帰ろうと提案してくるだろう。だから、イルミネーションでも見に行こうかと提案してみれば、そうしよっかって、ふわりと笑った。



*****



Aが出かける準備をしている間に、食器を洗っていろはにご飯をあげて、僕も出かける準備をする。

着替えてリビングに戻れば既に準備を終えたAが戻ってきて、膝に乗せたいろはを撫でながら待っていた。

その光景を残しておこうと思ってスマホのカメラで写真を撮ると、シャッター音に気付いた彼女が顔をあげた。

「今、写真撮ったでしょ」
「うん、撮った」

正直に答えれば見せて見せてといろはを抱き上げて近付いてくる。隣に並んで画面を覗き込むようにして写真を見た彼女は、「いろちゃん、可愛く撮ってもらえてよかったねぇ」といろはに声を掛けた。そんなこと言ってるAも可愛いよ、なんて本人には照れくさくて言えないけれど。

「そろそろ出かけよっか」
「あっ、そうだね。そろそろ行かないと帰りも遅くなっちゃうよね」
「別に遅くなるのはいいんだけどね」

そう言えば不思議そうな顔をした彼女に、さっきからいろはに構ってばかりで面白くないから早く行こうよ、だとかそんなことを言えば、からかわれるだろうから笑って誤魔化した。

*→←【まふまふ】きみの隣/あおい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
17人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 大型コラボ,合作 , 隠れた愛の言葉   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:作者一同 | 作者ホームページ:***  
作成日時:2019年8月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。