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両耳にかかる吐息で目を覚ました。私を挟むように二人が寝ているのを確認する。すやすやと眠っているのをほほえましいと感じつつ、起こさないようにゆっくりと二人から離れる。音を立てないように慎重に歩きながら、喉が渇いていたから、と自分の中で弁解をして冷蔵庫を開けた。

「やっぱり、そうじゃん」
「……すいか」
子供の中にはまれに、スイカやメロンで口がかゆくなる子がいる。それが私だったということだ。お酒じゃないです。センちゃん、だましたな。といっても、一番に悪いのは私だ。やっぱり、二人が私をだましていたのは事実だったし、それとともに私が二人をだましていたのも事実であった。

すいかをもとの場所に戻し、そそくさと二人が寝ている場所へ戻る。幸せそうな寝顔をしている二人に顔を寄せ呟いた。

「私、もうとっくに死んでます」
月はない。夕方の話。





日常の何でもないことが、思えば逆に怖いのです

宇宙人は出てこない。隕石は降ってこない。異世界転生が起こるわけではない。

ただ、いつもと同じ 彼らの日常は、私達にとっては非 日常なだけなのです

では、どこから非があるのでしょう



私、吸血鬼かもしれなかった

あとがき.1→←*



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設定タグ:歌い手 , 大型コラボ,合作 , 隠れた愛の言葉   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:作者一同 | 作者ホームページ:***  
作成日時:2019年8月10日 21時

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