監視係は仕事をしたくない2（ディズニー短編集）

39 お願い ほのぼの （ヴェール） ページ24

〜グリーティング終了後〜
私はホテルハイタワー最上階のリビングで報告書をまとめる

？「やぁ、A」

後ろを向くと…

A「ホックさん！ヴェールさん！」

ヴェール「ご機嫌よう、A」
ホック「A、突然だがランドに行く予定はあるか？」
A「はい、これから行くところです！どうしたのですか？」
ホック「ほら、ヴェール」

ヴェール「…そ、その…私のお願い、聞いていただけます？」

ヴェールさんのお願いは、ランドにいるフロロー様に手紙を届けて欲しいという事だった

A「いいですよ！」
ヴェール「本当ですの！？嬉しいですわ！！(キラキラ」
ヴェールさんは目をキラキラさせながら私にも手紙を出す
A「いえいえ(微笑 では、行ってきますね！」
ホック・ヴェール「行ってらっしゃい/ですわ！」

〜ランドにて〜
私はトゥーンタウンの奥、キャストの中でもごく一部しか入れない『秘密の扉』を開ける
この『秘密の扉』はディズニーの全ての世界と繋がっているんだ♪

ガチャ

ドアを開けると
目の前にはフロロー様が…

フロロー「ノックぐらいしろ(怒」
A「す、すみません…あ、あの、ヴェールさんから手紙を預かっています。どうぞ」
フロロー様はまたか…と呆れながらも手紙を受け取る

フロロー様は手紙を読み終わった後、少しため息をついた
フロロー様「はぁぁ…年寄り相手に長文を書くな…目が痛い…」
フロロー様はそう言うけど、少しなんだか嬉しそう
A「ふふ…ヴェールさん、フロロー様からもらった帽子を大事になさっています！でも、たまに寂しそうなので帰ってきたら構ってあげてください(笑」
フロロー「ふ…そうしてやってもいいがな」

フロロー様と別れた後、ホテルハイタワーへと戻る
ヴェールさんにフロロー様の様子を話すと
とても喜んでいた
あ、そういえば…

A「ヴェールさん、フロロー様に手紙を渡した時、またか…って言っていたのですが…？」

ヴェール「あぁ！！私、2日に1回は手紙を送っていますのよ！でもここ最近、郵便屋さんがいらっしゃらないわ…何かあったのかしら…？」

その後、マルフィさんから聞いた話だと
その郵便屋さんはここまで登るのが嫌だったからここの配達をやめたみたい……

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