恋をしたのは一つ上の先輩でした。 (ページ40)

今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:30,828 hit

さんじゅうろくページ40

*浦田さん目線*

坂「……ｽｩ………ｽｩ…」

寝た、か……

やっぱり可愛いなぁ…

いつからだ。坂田にこんな感情を抱きだしたのは……

前はただの部活の後輩としか見ていなかった。周りからは「いい奴だ！」とか「可愛い子ぶってる奴…」だとか、色々耳に入ってきた。

坂田はただの後輩だったし、話もしたことがなかった……気がする。

だけど、あの日から変わったんだ。

部「おい、浦田。」

浦「部長？なんですか？」

部「今保健室に一年が寝ているから、鞄持っていってやれ。」

浦「なんで俺なんですか。その一年の知り合いとかに頼めばいいじゃないですか？」

部「どうせお前暇してただろ？いいから行ってこい。」

浦「・・・はーい。」

俺は部長の頼みで、その一年に鞄を届けに行った。

ｶﾞﾗｯ!･･････ﾋﾟｼｬｯ

一番奥のカーテンだけ閉まっている。あそこに寝ているのか。ていうか先生は？・・・・・あーそういうことねー。

とりあえず一年を起こすか。

浦「お…ぃ……」

枕が少し濡れている。
こいつ………泣いてた、のか？

ん？こいつあの時の………

男1『浦田先輩のこと、見てないか？』

あ？

？『何言ってるんだよ！どうも思ってないわw』

・・・なんの話してんだよ。

でもなんか、どうも思ってないって言われると傷つくなぁ………

あいつじゃねーか……

浦「はぁ……だいぶ疲れていたんだな……お疲れ。」

・・・もう少しだけ寝かせてやろう。

それから色々あったなぁ。いきなり泣かれた時は本当にびっくりしたんだぞw

次の日には俺の家に呼んで、呼び方をどうにかしてもらったなぁ…

坂田と会って初めて一緒に登校してると坂田はまーしぃと会って、その後俺は千羅と会って、まぁ…色々あってでー…

いつの間にか、俺は坂田の事が＿＿＿＿＿＿＿＿

　

＿＿＿＿＿＿＿＿＿好き、になっていたんだ。

なぁ、坂田？

お前は俺のこと、どう思ってるんだ？

俺は、お前のこと好き、なんだよ？

　

今………寝てるから…………いい……よな？

　

ﾁｭｯ……

　

・・・してしまった。

　

坂田に……………"キス"してしまった。

みゃ～

浦「っ！やまだ？」

みゃ～

浦「・・・坂田にはナイショ、な。」

俺は人差し指を口に当て、しーっとやまだにやった。

やまだは、わかった！とでも言うように「みゃー！」と鳴いた。