【鬼滅の刃】柱が溺愛する××さん。

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「いぃぃぃぃいやぁぁぁああああぁあ！！」




爽やかな朝は何処へやら。

さっきまで寝ていたはずの善逸が叫び、炭治郎たちを起こした。




「何だ善逸！朝から······ぐふっ」

「炭治郎お前朝からいいご身分だなこの野郎！！早くそこから離れろや！！そして俺に変われぇぇ
え！！」




炭治郎は何の事だかさっぱり分からないと、胸ぐらを掴まれガタガタ揺さぶられながらも

困惑していた。自分が今いる周り、というより横を見ると、まだすやすや眠っているAが。


しかし、姿は見慣れた女性の姿。もとの姿に戻ったのだ。



それは喜ばしいことに変わりはないのだが、ひとつ気まずいと言うなら、

一緒に寝ていたことだろう。



やはり子供に戻ると若干甘えが出てしまうようで、昨晩も一緒に寝たいと言ってきた。

子供だったとはいえ、一緒に寝たと言う事実に変わりはない。


今更になって、気恥ずかしい思いをする炭治郎は、ほんのりと頬を赤らめた。




「······あれ、炭治郎と善逸？どうして此処に······」




自分の部屋だと勘違いしている彼女に昨日の記憶などなかった。

寝起きのせいか、若干渇れているような声で尋ねた。


そして徐々に覚めてきた頭で考えて、自分の部屋ではないと分かると、勢いよくごめんと言って

三人の部屋から出ていった。




「ご、ごめんね、寝ぼけてたみたい！！」

「え、ちょっと、Aさん！？」




顔を赤く染めるAに、勘違いを解こうと炭治郎が追いかける。

今までの経緯を聞いて、彼女がいたたまれない気持ちになったのは言うまでもない。

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