発見9 ページ10
「ハルヤ様、夕飯の支度が出来ましたよー!」
部屋に向かって叫んで言ってみるも、なかなか降りてこない。
仕方なく部屋に行き、ドアを開け覗いてみると机に突っ伏して寝ていた。
その下には一冊のノートと教科書が置いてあった。
きっと勉強をしていたんだろう。
ノートを少し見ると、最後の文章が解読できない位に汚かった。
「ハルヤ様、ご飯出来ましたよ」
「······眠い」
とろんとした目付きでそう言った。
「私に言われても。ご飯食べてから寝てくださいね」
ぐいぐいとハルヤ様の背中を押していく。
早くしないと冷めてしまう。
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「······眠たいんじゃなかったんですか」
「ん〜?風呂入ったら目覚めた」
やることがまだあるけど、眠たくてソファーに座っている私と
風呂に入ってから、何故か元気になって私の隣に座っているハルヤ様。
もう眠たすぎて、退くように言うのも面倒くさい。
体を傾けて、寝ようとすると妨げるようにここで寝るのかと聞いてきた。
「ほっといてください、眠いんです······」
目を瞑って、どんどん落ちていく意識のなか、
バサッと肌触りのよい暖かいものが体にかけられた。
暖かいなあ、と思いながら深い眠りに落ちた。
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Kaede(プロフ) - 地炎 美羅さん» ありがとうございます!頑張ります(*´∀`*) (2018年11月13日 21時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - とても面白いです! (2018年11月12日 19時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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