検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:33,258 hit

発見9 ページ10

「ハルヤ様、夕飯の支度が出来ましたよー!」


部屋に向かって叫んで言ってみるも、なかなか降りてこない。


仕方なく部屋に行き、ドアを開け覗いてみると机に突っ伏して寝ていた。

その下には一冊のノートと教科書が置いてあった。

きっと勉強をしていたんだろう。


ノートを少し見ると、最後の文章が解読できない位に汚かった。


「ハルヤ様、ご飯出来ましたよ」

「······眠い」

とろんとした目付きでそう言った。


「私に言われても。ご飯食べてから寝てくださいね」

ぐいぐいとハルヤ様の背中を押していく。

早くしないと冷めてしまう。


·

·

·

·


「······眠たいんじゃなかったんですか」

「ん〜?風呂入ったら目覚めた」


やることがまだあるけど、眠たくてソファーに座っている私と

風呂に入ってから、何故か元気になって私の隣に座っているハルヤ様。


もう眠たすぎて、退くように言うのも面倒くさい。

体を傾けて、寝ようとすると妨げるようにここで寝るのかと聞いてきた。


「ほっといてください、眠いんです······」


目を瞑って、どんどん落ちていく意識のなか、

バサッと肌触りのよい暖かいものが体にかけられた。



暖かいなあ、と思いながら深い眠りに落ちた。

発見10→←発見8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:妖怪ウォッチ , シャドウサイド , 酒呑ハルヤ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Kaede(プロフ) - 地炎 美羅さん» ありがとうございます!頑張ります(*´∀`*) (2018年11月13日 21時) (レス) id: 7af5a2cf72 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - とても面白いです! (2018年11月12日 19時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Kaede | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月21日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。