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もうすぐ23時をまわる。


不死川さんが寝てしまう前に、私にはやらなくては行けないことがある。


そうそれは、不死川さんの身体を拭くこと。



は、恥ずかしい

でもお風呂に入れないから、せめて拭く位はしないと……

でも恥ずかしくてとても言えない……

心の中での予習は出来てるのに!

中々言い出せない……!



「おい」

『なななんでしょうかっ』

「……身体拭いてくれねぇかァ?ベタベタして気持ち悪ィ…」



そっぽを向きながら、ぽりぽりと頭を搔く不死川さん。


まさか気を使って言ってくれたのかな。

私がずっとしかめっ面でもしてたから……



「嫌なら別にい…」

『拭かせていただきます!』



大きな声が、部屋に響く。


自分でも驚く程の大声に、少し恥ずかしくなった。





静かになる部屋。


不死川さんも少し固まっている。



『ふき、拭きます!服を脱いでください!あっ、もちろん全部じゃなくて!大事な部分は勿論隠して貰ってですね!』



テンパりすぎて目が回りそうで。


自分で何を言ってるのか、よく分からない。


顔が熱くなっていく。



「……落ち着けェ」



その一言で、ぴたりと止まる。



「まずは濡れタオル位用意しろやァ」

『…………あっ、すみません!!』



いそいそと立ち上がって、急いで濡れタオルを用意しに向かう。



「………」

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まの(プロフ) - 凪子さん» 嬉しすぎて変な声が…応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月4日 5時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 何回も押したくなる作品です!これからも応援しています(^^) (2021年3月4日 4時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» 1つの作品に1回しか評価はできません。いえいえ!作品を見て下さりありがとうございます! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - これって、一回しかできませんよね?頭悪くて、すみません。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» コメント欄の少し上に、お星様が10個並んでると思うんですが、そこの1番右が1番高評価って事になってます(伝われ…) (2021年3月3日 22時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まの | 作成日時:2021年2月15日 20時

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