31 ページ31
もうすぐ23時をまわる。
不死川さんが寝てしまう前に、私にはやらなくては行けないことがある。
そうそれは、不死川さんの身体を拭くこと。
は、恥ずかしい
でもお風呂に入れないから、せめて拭く位はしないと……
でも恥ずかしくてとても言えない……
心の中での予習は出来てるのに!
中々言い出せない……!
「おい」
『なななんでしょうかっ』
「……身体拭いてくれねぇかァ?ベタベタして気持ち悪ィ…」
そっぽを向きながら、ぽりぽりと頭を搔く不死川さん。
まさか気を使って言ってくれたのかな。
私がずっとしかめっ面でもしてたから……
「嫌なら別にい…」
『拭かせていただきます!』
大きな声が、部屋に響く。
自分でも驚く程の大声に、少し恥ずかしくなった。
静かになる部屋。
不死川さんも少し固まっている。
『ふき、拭きます!服を脱いでください!あっ、もちろん全部じゃなくて!大事な部分は勿論隠して貰ってですね!』
テンパりすぎて目が回りそうで。
自分で何を言ってるのか、よく分からない。
顔が熱くなっていく。
「……落ち着けェ」
その一言で、ぴたりと止まる。
「まずは濡れタオル位用意しろやァ」
『…………あっ、すみません!!』
いそいそと立ち上がって、急いで濡れタオルを用意しに向かう。
「………」
221人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まの(プロフ) - 凪子さん» 嬉しすぎて変な声が…応援ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年3月4日 5時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - 何回も押したくなる作品です!これからも応援しています(^^) (2021年3月4日 4時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» 1つの作品に1回しか評価はできません。いえいえ!作品を見て下さりありがとうございます! (2021年3月3日 23時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
凪子(プロフ) - これって、一回しかできませんよね?頭悪くて、すみません。 (2021年3月3日 22時) (レス) id: 33c3d87eb8 (このIDを非表示/違反報告)
まの(プロフ) - 凪子さん» コメント欄の少し上に、お星様が10個並んでると思うんですが、そこの1番右が1番高評価って事になってます(伝われ…) (2021年3月3日 22時) (レス) id: 60c99e3d1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まの | 作成日時:2021年2月15日 20時