五条悟、拾いました。

13 ページ14

お皿を洗って拭いたら、お風呂に入ってちゃっちゃとメイクを済ませて。


面倒臭い、糞、行きたくない仕事に行く準備をする。



『はー、仕事とか糞よ糞 蒸発しろ』



ぶつぶつと文句を垂れながらもしっかりと準備する。



「A、僕そろそろ行くよ？」



見送ってよと言わんばかりに私を見詰める悟。



『あーす』



と、雑な返事をして悟の方へ行く。


悟は目隠しをしていた。


イケメンは目隠しをしてもイケメンなんですねと思いながら。



『目隠し(それ)前見えるの？』



と、普通の疑問をぶつけた。



「ああこれ、大丈夫だよ。だって僕だから」



なんて糞説明にもなってない答えを貰う。



「じゃあねA、いってきます」

『いってらっしゃい』



ばいばいと手を振りながら、悟が出て行くのを見送った。




あ、やべ。

私もそろそろ出ないと。


そう思って荷物を急いで取りに行き、家をでる。

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す