【呪術廻戦】溢れるほどの愛を

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貴方side


『はぁ…』



「どうなさいましたか?お嬢様

ため息をつかれては幸せが逃げてしまいますよ」


『なら
私は一生分の幸せを逃したかもしれない(笑)』


「ふふっ
そんなにため息をつかれておられるのですか?

ダメですよ
気分も余計さがってしまいます







今日はお見合いなんですから」



『…そうね』



そう 今日はお見合いなのだ


今はお手伝いさんにセットしてもらっている

あのあとは2人には色々言われた
信じられない、なんで、ふざけんなetc…

聞くのも面倒だったからあまり覚えてない


逆にこっちが知りたいくらい

何で私が選ばれたの、ってさ




『……五条 悟…』


「あら?お嬢様 気になるんですか?」


『いや

何も知らないから
どんな人なのかなって思って』



「悟様はですね

とても顔が整ってらっしゃるんですよ

私も会ったことはないので詳しいことはあれですけど」


『…ふ〜ん

性格は?』


「性格は…まぁ…

あまり良い話は聞きませんよ」



『例えば?

暴力とかするってこと?』


「いえいえ!!
そんなんじゃありません!!

言葉遣いが荒かったり

当主様の意見を聞かなかったり…

という話は聞きます」


『そうなんだ』


知らなかった

今まで考えたこともなかったし
興味もないから


恋愛なんて全然 意識したことなかった

かっこいい、とは思ったことある


今でも鮮明に思い出せる


あの人の笑顔を 声を 温もりも
______________あの人の全てを




それくらい大事な人だった




でも それを恋愛感情かと聞かれたら
少し違うような気がする

上手く言えないけどね



確か 五条悟は…

六眼に無下限呪術を使うんだよね
ものすごく強いらしいし



どんな人なんだろう、と興味を持ちつつ
私の気持ちは憂鬱だった



『…行きたくないなぁ』



「お嬢様はあまり乗り気ではないのですか?」


『うん

婚約なんて考えたことなかったから』


「そうですよね〜…




でも お嬢様はきっと良いお嫁さんになると思いますよ

優しくてお強い 素敵な方ですから」




『…ありがとう

嬉しい ﾆｺｯ』


「///いえ

別に、そんな、」


お手伝いさんが急にあたふたし始めた


『大丈夫?』


「だっ大丈夫です!!///

私のことは お気になさらず///」


『?…そう』


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夢主にはあざとくなってほしくないと願う作者です

さっぱりしてて少し辛辣。

可愛いときは全力で可愛い。

そんな夢主を目指してます


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