カワイイは、最強なんだよ？【ハイキュー】

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練習が終わり、フリータイムのような、自由時間へと入った。

｢そういや、家族ってどんな人なん？｣

侑先輩のいきなりの質問。

｢あ、写真ありますけど見ますか？｣

｢え、いいん！？｣

｢はい！自慢の家族なので是非！｣

そう言い、スマホを起動させ、写真のフォルダを開けた。

｢えーっと……桜の木の下で撮った写真が……あ、これ！｣

そのスマホにある写真は
鯰尾ら脇差と桜の木の下で撮った写真だった。

｢ごっつイケメンやな……つか人多すぎやん！！｣
｢え……髪色やば｣

｢あはは……確かに全員に血が繋がってるわけじゃないんです。あ、でもこの二人は兄弟ですよ｣

鯰尾と骨喰を指さす。

｢確かに目元といい、服も一緒やな｣

｢まぁ、これで全員じゃないんですけどね｣

｢なっ、ま、まだおるんっちゅうか！？｣

私の発言に驚きが隠せない先輩方。


｢ほへぇ……大家族やな…｣

｢めっちゃ過保護そうやな…一番過保護なやつとかおらんの？｣

侑先輩からの質問で、心当たりのある刀を見つけた。

(うーん、皆過保護なんだよね。でも、あの人かな)

｢この人、ですかね……呼んだらすぐ飛んできちゃいます｣

長谷部の写真を見せた。

｢うおっ……またイケメンか｣
｢お、俺のがイケメンやし！！｣
｢お前何で張り合ってんねん｣

コントのようなセリフに笑がこぼれる。

｢あ、でも内緒ですよ？あまり知られたくないので…！｣

｢じゃあなんで俺らには話したんや？｣

北さんの素朴な質問に微笑する。

｢それは……信用してるからです。
皆さん、すっごく暖かくて、優しくて、なんだか泣いちゃいそうになるんです。
あ、だからといって他の方々を信用してないとかじゃなくて！なんと言いますか、先輩達だから話せたんです｣

少し恥ずかしくなりながらも答える。

｢そ、そんな信用してくれてたんか！嬉しいわ！｣

｢日は浅いですけど、運命的な何かですかね？｣

｢ははっ！それやったら嬉しいわ！｣

先輩たちはこちらを向いてニカッと笑った。

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