カワイイは、最強なんだよ？【ハイキュー】

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練習が始まり、マネージャーとしての仕事を始める。
すると、聞いたことのある声が聞こえた。

｢チッ、めんどくさ……。てきとーにつくっとこ…｣

粉をいつもより多く、ガサツに入れる。
そして、水を入れ、降らずにカゴの中へいれた。

(うわぁ、見ちゃった♡動画撮っとこ〜)


きっと｢不味い｣って言われたら、どうせセンパイは下手な演技で｢Aちゃんがすりかえたの…｣とか言ってくるんだろうなぁ。

あーあ、ムキになっちゃって。
そんな嘘、バレバレ。そもそも今回のセンパイの担当は青城、そんなの全員Aの味方。

そういうの、四面楚歌っていうんだよ。いや、八面楚歌？
まぁ、何でもいいんだけどね。

ただ、そろそろ自覚してるんじゃないかな、自分がホントのモブだって事。
ま、してても私は真のヒロインよ！って感じで思ってるだろうね。

でもさぁ……A、センパイの秘密たっくさん知ってるんだよね。

まぁ、親衛隊？みたいな人達が教えてくれたんだよね。
やっぱカワイイって罪だよねぇ。



ピピーッ

休憩のホイッスルが体育館中に鳴り響く。


｢みなさーん！休憩ですよー！

……ん〜、やっぱりおもいなぁ…よいしょ｣

タオルは机に、カゴを床に置き、選手が来るのを待つ。

｢あ〜！ごめんなぁAちゃん！重かったやろ？｣

……宮侑には思ったより好かれていたようだ。

｢いえいえ！こんな事も選手に頼んでいたらマネージャーとしてのプライドが！
それに、皆さんには集中して頂きたいんです！｣

｢それはいい心がけや、A｣

｢うん！｣

(さて、そろそろ……)

時を見計らって、及川がスポーツドリンクに口をつけたのを確認した。

(きた)



｢ゲホッゲホッ！なにこれ……！！
ちょっと木村ちゃん！どういう事！？｣




センパイ、ついに退部♡

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