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「だい、ちゃん........っ」
「うおっ、どうしたどうした」
「なんで泣いてるんだよ、っえ」
大ちゃんの目線が下に下がった途端
ぼぼぼ、と沸騰したみたいに顔を赤らめた
「ちょ、やまだ、下、！履けよとりあえず、な！」
小娘みたいに恥じらって目を手で覆う大ちゃん。
かわいいなぁ、ってどこかの冷静な自分が思った
やっぱり大ちゃんは俺にはもったいない
何もかも
「何があったんだよ、...」
「.....」
「っあ、まさか....っ、誰かに襲わ」
「ち、がうっ、」
「ぁ、ぁあよかった。....いやよくはねぇな」
「言ってみ、やまだ」
大丈夫、大丈夫
そうおまじないみたいに唱えながら
ベッドの淵に座る俺の頭を小さい子にするみたいに撫でてくれる
どうしてこうも俺の心を溶かすのが上手いのか
「おれ、」
「うん」
「....っおれね
不感症、なの」
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作者名：。_。 | 作成日時：2021年3月18日 20時
