【世界観】 ページ1
【レストラン】
ディッフェレンティア王国にある、アーウェルサ街の外れに位置した本作品の舞台。昼間はレストランの皮を被って金を集め、夜、または定休日に闇オークションを開催している、裏社会ではかなり有名な組織。職員はレストランの従業員、闇オークション職員の二面性を持ち、どちらか片方を担っている人物は居ない。
一階建て。テーブルが十数卓セッティングされており、奥に厨房。更に奥にはパソコンや機械系統のものが置いてある仕事部屋。六畳程度の広さだが、まぁオークションの仕事をするには狭いかもしれない。入れても五人くらい。そこでオークション出品物のカタログを作成したり、情報整理などをする。
地下一階には商品達を仕舞っておく金庫、牢、仮眠室、空き部屋。そして地下二階には監視カメラや重要書類などが置いてあるオークショニア、側近の仕事部屋、それらが泊まる部屋である。職員達は家から通ってきている者が多いが、何か事情がある場合は空き部屋を貸していることも。全ての階が「防御用の魔法陣が込められた素材」で作られた床、壁、天井なので魔法をぶっぱなそうと大抵のものは防げる。たまに「大抵」に収まらない例外もいる。
一応制服はあるが、着用自由、気崩し自由なため、ほとんど保たれていない。また、大きな魔力の波長で治安維持組織などに闇オークションの存在を知られてはいけないため、緊急事態以外に魔法を使用することは禁止されている。オークション開催の際、参加者は常連に招待状が届くか、知人に誘われて行くかの二択。全員が正装、そして顔の半分以上を隠す仮面の着用が義務付けられている。
【ディッフェレンティア王国】
人間が過半数を占める君主制の王国で、エルフや獣人、精霊や妖精といった「人ではない種族」は少数。人間が圧倒的な勢力を手にしており、人外側に高圧的。奴 隷や従者と言った制度も根付いており、治安はあまり良くない。一部地域では人種差別が酷いとかなんとか。
現実で言う西洋イメージの王国で、貴族階級や上流階級などのカーストもある。「レークス」という治安維持組織があるも、大抵が巡回と本部の警備程度で、殆ど意味を為していない。被害届を出した人への態度が酷いのなんの。一般市民からの期待は低い。稀に魔物や幻獣などが街に入ってくるもあまり動かない。そのため住人たちで自衛団のようなものを作っている地域も。孤児や貧困者なども多め。
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