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織田「二話だ、カレーでも食べに行こうお前もくるか?」 ページ3

森side

私が抱き着くとエリスちゃんが「離れなさい!」と言って

私を殴ってくる

まぁ、痛くないけどね

マリア「林太郎君もあまえたいのね〜」

そういって頭をなでる先生

「首領」

私達三人は声がしたほうを見る

そこには今朝呼んでおいた織田君がたっていた

織田「招集の用件はなんでしょう、首領」

森「えっと、、、、、」

私は部屋を見合わせその後に

エリスちゃんを見ていった

森「なんだっけ?」

エリス「しらない」

エリスちゃんは道端の吐瀉物を見るような目付きで私を睨んだ後

隣室に去っていった

織田君は私の次の言葉を待っているようだ

私はまたきょろきょろと室内を見回した後

中央の執務机の背後に回り込み、手元のスイッチを押した

街を一望する窓硝子が通電遮光されて灰色の壁面となったから

部屋は急に薄暗くなった

そのとき、私は黒革張りの執務椅子に腰かける

先生は執務室の端にあったソファーに座っていた

音もなく警護の近衛兵が二人出てきた

私は机に両肘をついて顔の前で手を組んで、低い声で云った

森「___却説」

織田「はい」

森「織田君。君を呼んだのは他でもない」

私は織田君を鋭い視線を向けた

織田「はい」

森「、、、、、織田君」

少し間をおいてから、云った

森「君は他人から、『もっと突っ込め』と云われた事は無いかね」

織田「よく有ります」

森「兎に角、君はたった今此処にきた。何も見てない。善いね」

織田「はい」

織田君は素直に頷いた

織田「私はたった今此処に来ました。首領には、三人でお楽しみ中の所を中断し、
私に対応して頂きました。有り難うございます。ご用件は何でしょう」

私はしばらく考えていると

マリア「作之助君はもとからこういう性格だから、治君も言ってたでしょう?
『織田作は他意と云うものが存在しない男で、慣れるまで大変だけど、慣れるとむしろ癒される』
て」

そういえばそんなことも云ってたね

織田君は咳ばらいをひとつする

森「それで、用件だったね」

机の上に置いてあった銀色の葉巻入れを手に取って眺めてから、一本取り出し

弄んだ後に、ひっそりとした声で云った

森「人探しを頼みたい」

織田「人探し、ですか」

織田「幾つか確認させて下さい。首領が此処で直々に依頼されると云うことは
尋常ならざる人物なの捜索でしょう。私のような一介の構成員では不足ではありませんか?」

安吾「三話ですよ、貴方少し手伝ってくれませんか」→←太宰「一話だよ、そこの綺麗なお嬢さん一緒に心中をしましょう!」


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作者名:霧香 | 作成日時:2017年2月4日 23時

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