【あんスタ】プロデューサーは女子の自覚を持たない

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あんずちゃんの玉子焼きで午後の授業も頑張った私。


みなさんお忘れだろう。私がプロデュース科だということを！！！



『はーい、今日は〜、Knightsのプロデュースに来たよぉ〜！』


泉「今日はあんずがよかったんだけど？」


『知りまっせーん！！くぬぎんにでも直談判してくださいな！』



ウィンクして言ってあげたにも関わらず、いずみん先輩はチッと舌打ちしてきた。


もう馴れたけどね！！ハハッ！



『つっきー先輩どこ行きました？』


嵐「知らないわよォ〜！Aちゃん、連れてきてくれない？」


『しょうがねぇな！』


嵐「キャー！椚先生の次の次の10000番次にイケメンよ！！」


『そう！？でしょ！！』


すおーくんがぼそっと、貶(けな)されてるじゃないですかと言ったのは聞き逃さないから！


なんでもポジティブが一番なんだよ！



『私はつっきー先輩を探してくるんで、すおーくんはりっつをよろしくね！いずみん先輩、行きましょう！』


司「私が凛月先輩を一人で！？運べとおっしゃってるんですか！！？」


泉「はぁ！？ちょ、俺行かな…話聞きなよぉ！！」



ごちゃごちゃ言ってるいずみん先輩の腕を引いてレッスン室を飛び出した。


りっつのことは任せたよ、すおーくん！あと嵐ちゃん！



泉「なんで俺が……。Aが一人で行けばいいでしょぉ…？」


『か弱い女子の私にあのつっきー先輩を連れて来いと！？』


泉「だ〜れ〜が〜、か弱いってー？」


『あたっ！』



デコピンをされた。


ぷしゅ〜って煙出るほど痛い。いや例えだけどね？



文句を言いつつも、いずみん先輩はしっかりとつっきー先輩のことを探している。



え、いや…そんな草むらの中にいるんですか？




泉「あ、五線譜が落ちてるじゃん。ここは通った形跡あり、と」


『本職探偵ですか？金稼ぎのためにアイドルやってます？』


泉「金稼ぎとか言わないでよねぇ。お姫様達に幸せを届けるのが騎士の役目だから」


『お姫様……。私のこ』


泉「違う」



遮ってまで否定しなくても！！！






いずみん先輩としばらく捜索を続けていると、あはははは！！と言う笑い声が聞こえた。


つられて笑いそうになった私の手を引くいずみん先輩。




泉「とろい！！」


『運動苦手なんですって！！』




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