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若武side
5分程して、上杉が遅れて来た。
いつもの俺なら「遅い!」と言うだろう。
だけど今は言わなかった。
いや、言えなかったんだ。
「行こう」
だから遅れたことについては何も言わずに、そう言った。
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特別教室までの階段を下る。
その間、俺たちは何も離さず、ただシンとした空気が漂っていた。
「さっき、上原に話を聞いたんだけど」
三階の踊り場に差し掛かるとき、上杉が口を開いた。
「…立花は何も悪くない事が確かになった」
そこからは根拠を淡々と話す上杉。
話し終わった後はまた沈黙が俺らの間を走った。
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あやね - 続きか楽しみ!頑張ってください!!!! (2021年6月29日 17時) (レス) id: a6cd23a049 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 頑張ってください!!!!!!!!!!!!! (2020年9月22日 14時) (レス) id: 1879a9c3fe (このIDを非表示/違反報告)
雀 - 次の更新が楽しみ。頑張ってください (2018年8月14日 17時) (レス) id: 4ec73e4055 (このIDを非表示/違反報告)
CHIHO - ファイトー (2018年2月18日 15時) (レス) id: 86b0647779 (このIDを非表示/違反報告)
ローラ - 続編、やってほしいです! (2018年2月10日 7時) (レス) id: 045ee1893e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マス | 作成日時:2017年10月15日 9時