34もう、目の前に(過去) ページ34
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「どうなってんだよ‥」
「信じられないここはあの世?」
「浮上したら世界終わってるってやつ?」
「まじで美男美女‥二人してまつげなっが。」
朝の食堂。
ワラワラと集まるのは、朝起きて朝食を食べに来たハートの海賊団のクルーたち。
その話題の人物は、泣く子も黙るこの海賊団のキャプテン。の、腕に絡まり気持ち良さそうに寝ている。Aだ。
それ以上に驚いたのが、そのキャプテン。ローだ。彼は、基本的に寝ない。ショートスリーパーもびっくりな短時間睡眠。
その彼が、何とも深い眠りに付いているのだ。
その普段とは違う表情に、クルーたちは嬉しそうに頬を緩める。
『ん‥、』
「お前ら再教育が必要だなぁ‥、」
寝返りをうったAをブランケットにくるみ、ぱちりと目を開けたローにクルーたちの悲鳴が降り注いだ。その声にハッとして目を覚ましたAは周りをキョロキョロ見て恥ずかしそうに、おはようございます‥とブランケットに隠れながら挨拶をした。
「えっ可愛い。」
「待って可愛い。」
「可愛いが大渋滞してる‥!」
あちこちで悶え出したクルーに、Aは頭に?を浮かべながら髪を整え立ち上がった。ローの服の裾を引っ張り小さな声で、顔洗いたいんだけど‥!と言えば見下ろされた険しい表情がやわらぎ、ついてこいと言われる。皆に手を振って、大きなローの背中をおいかけた。
「シャワーもある。‥ほらよ、使え」
『わ、ありがとローくん!すっごい本‥』
一際豪華なドアを開けて中に招き入れられる。天井まである本棚には本がびっしり詰まっていて、一瞬壁紙のように見え目を丸くしたA。
そんな彼女にローは簡単な着替えとタオルを投げる。受け止めたAは、久しぶりの入浴に心踊らせ浴室へ向かった。
『ほー‥!!!なにここ、すごい!』
そこは一面海のパノラマ。こんな贅沢な浴室は世界で1つだろう。
心配御無用。あちらからは見えない作りになっている。海水と真水を循環させる独自の方法でいつでも熱々のお湯に入れるそうな。
ベポから聞いていて羨ましく思っていたが、こうも早くに堪能出来るとは夢にも思わなかった。
ひとしきり堪能し、脱衣所に出て体を拭く。先程渡された患者用の清潔な女性用下着と患者服のセットの封を切り身につける。サイズ調節可能でゆったり付けることが出来た。
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嫁子ちゃん。(プロフ) - 読者の皆様!こんにちは(^^)新しいアカウントになりました!末っ子ちゃん更新してますので、私に飛んで楽しんで戴けたら幸いです‥(*^^*) (2021年4月30日 9時) (レス) id: 8e3cf6a3ac (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - マリンさん» 本当ですか?!嬉しい‥( 。゚Д゚。)私も書きながら悶絶しております‥wちびマルコ。マリンさまの為に書きますよ!アカウント変わりましたが続編作りましたのでまた絡みに来てください! (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 蒼鳥さん» 毎回だなんて‥泣ける嬉しい(ToT)ありがとうございます‥!アカウント変わりましたが続編‥書きました!是非ともまた感想教えてください( o´ェ`o) (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます!楽しみにしてもらえて光栄です‥!続編、アカウント変わりましたが作りました。良かったら遊びに来てくださいね(^-^)/ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 二人がくっついて叫んでました(笑)ちびマルコ….!みたいです! (2021年4月11日 19時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嫁子ちゃん。 x他1人 | 作者ホームページ:https://Twitter.com/yomeko_zzz
作成日時:2021年3月24日 17時