33初めて知る(過去) ページ33
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ベポとローは最後の場所、食堂のドアを勢い良く開けた。
目の前には暗闇だが奥の厨房の灯りに照らされ見えたのはシャチがAを抱き締めている姿。
ベポの叫びにローは刀に手をやるが何かおかしいと感じた。すると辞めて！と声が響く。
『シャチくんは助けてくれただけ！』
切羽詰まった声に、まさかと驚いたロー。ベポも？？？を頭上に散らばせ頭を傾げている。Aはトトト、っとローの前まで駆け寄って歓喜の声をあげた。
『思い出したの、全部！
‥私は白ひげ海賊団四番隊A！』
目にうっすら涙を溜め、微笑んでこちらを見上げるAの表情。こんなに人は変わるのだろうかと思うほど、生き生きとして更に可愛く綺麗に見えた。
「A〜〜！良かったねぇ！シャチもやるね！よ！色男！」
わーい、わいと万歳して喜ぶベポに私を見つけてくれて本当にありがとう！と抱き付くA。その姿を見て、眠気なんてすっ飛んだシャチがヘナヘナとソファへ崩れ落ちる。
「っぶねぇ‥本気でバラされるかと思った」
「てめぇが余計な真似したせいに変わりは無ぇ‥
だがいいもんが見れた、特別に許す」
まさかのローの発言に思い切り後ろを振り替えれば、ローはベポに抱き上げられるAを指を指す。海賊の瞳で獲物を見るローに、背中に冷たいものが流れたシャチ。
その後、はしゃぎすぎてこっぴどく叱られたA。シャチはいつの間にかソファで大イビキをかいて撃沈。ベポも一緒に叱られしょんぼりして操舵室へと戻っていった。
『‥シャチくん、おーいお部屋に戻ろー？』
「ほっとけ。お前も寝ろ、まだ本調子じゃねぇ」
そう言われ、シャチから手を離し向かい側のソファに横になろうとしたA。それを見てローはため息を付いた。
「馬鹿野郎、女が食堂で寝るもんじゃねぇ」
『あの部屋寂しいからやだ、ここでいい』
「おい、聞こえなかったか、
『じゃあローくんも一緒に寝よう！ほら！』
皆が座れるように揃えた大きなソファがぎしりと沈む。突然手を引かれたローはソファに片膝を付き背もたれに手を付いた。真下にはAの驚いた表情。
「‥‥お前の兄貴たちは随分と苦労してるようだな」
『へ？‥ほら早く肩貸して！』
ソファの端に積んであるブランケットを引っ張って、自分の隣に座れとばかりに隣を叩くAに何度目かわからないため息をつくローだった。
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嫁子ちゃん。(プロフ) - 読者の皆様！こんにちは(^^)新しいアカウントになりました！末っ子ちゃん更新してますので、私に飛んで楽しんで戴けたら幸いです‥(*^^*) (2021年4月30日 9時) (
レス) id: 8e3cf6a3ac (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - マリンさん» 本当ですか？！嬉しい‥( ｡ﾟДﾟ｡)私も書きながら悶絶しております‥wちびマルコ。マリンさまの為に書きますよ！アカウント変わりましたが続編作りましたのでまた絡みに来てください！ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 蒼鳥さん» 毎回だなんて‥泣ける嬉しい(ToT)ありがとうございます‥！アカウント変わりましたが続編‥書きました！是非ともまた感想教えてください( o´ｪ｀o) (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえて光栄です‥！続編、アカウント変わりましたが作りました。良かったら遊びに来てくださいね(^-^)/ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 二人がくっついて叫んでました(笑)ちびマルコ….！みたいです！ (2021年4月11日 19時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫁子ちゃん。 x他1人 | 作者ホームページ：https://Twitter.com/yomeko_zzz
作成日時：2021年3月24日 17時
