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15. ページ15










目が覚めると、目の前にランにぃの瞳。

綺麗な二重。









「おはようランにぃ」





「おはよ」





「きょ、学校、行かなきゃあ」





「寝起きふにゃふにゃなのな」








そんなこと、ないんだけどなぁ。

まだ眠いからかな。




ランにぃに借りた充電器で完璧に充電された携帯を覗く。

いつも通りの時間。







「ここからの方が学校近いかも」








ラッキーって笑ってベッドの上、座ってグッと背中を伸ばす。








「昨日も今日も、この間もありがとう。お礼、決まった?」








決まってませんように。


心のどこかで確実にそう願ってしまうのは、お礼をしたら、私から会う口実が無くなるから。








「また考えとくわ」








良かった。


安心するのは、ランにぃにまた会えるから。



・・・いや、違うでしょ。ここに、また来られるから。ふかふかなベッドで寝れるから。






決まったら教えてねってニシッと笑ってみせる。


借りたハンガーにかけた制服をとって、借りたスウェットを畳む。








「JKの下着姿ってこんな簡単に見れるもんだっけ」





「あは。いっぱい見ていーよ」








着替えながら答えれば、ランにぃはいつも通り少しバカにしたみたいに笑う。



知ってる。

沢山相手がいるから、私の体はいらないこと。



ぴちぴちのJKなのになぁなんて思いながら、ガリガリだから欲も出ないかぁって、1人でちょっと落ち込んだり。








「じゃあ、私学校行くね。ありがとう。またね!」








ランにぃは玄関まで送ってくれて、それから、私は、少し浮かれた気分で登校して、途中で、またいつも通りが始まることを考えて、憂鬱になる。











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☆真菜*(プロフ) - ありがとうございます! (2023年3月28日 18時) (レス) id: af29f1e969 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ☆真菜*さん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!ぜひぜひお好きなようにお願いします〜!ありがとうございます〜! (2023年3月28日 18時) (レス) id: bc1f8927b1 (このIDを非表示/違反報告)
☆真菜*(プロフ) - 素晴らしい作品を見つけてしまった!どうか私の小説の方でるるさんを宣伝(紹介)してもよろしいでしょうか!!!! (2023年3月28日 9時) (レス) id: af29f1e969 (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ミルねこさん» コメントありがとうございますー!とっても嬉しいです!今後もよろしくお願いしますー! (2023年3月17日 16時) (レス) id: bc1f8927b1 (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - うっ……神作品を見つけてしまった…!夢主ちゃんに感情移入し過ぎで涙腺ヤバいです……!!蘭ちゃぁぁ〜ん!!早く連れ出してぇ!!続き、楽しみにしてます!! (2023年3月16日 21時) (レス) id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るる | 作成日時:2023年3月2日 0時

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