あなたは浮気性 【三途春千夜】

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体調の悪い日が増えて、ふと、月のものが来ていないことに気がついた。





学校帰り、酷く焦って、ドラッグストアに駆け込んだ。











ホテル暮らしからしばらく、何ヶ月もホテルに居られないから、小さいアパートを借りた。



そんな小さな我が家の冷たく小さな個室で、私は絶望と希望の狭間にいた。





絶望することじゃない。してはいけない。




そんな倫理観と、妙な幸福感。





だけど、父親のいない、この子を幸せに出来るのか、1人で生きることすらこんなにも下手くそな私が、誰かに生き方を教えて誰かと生きられる？








そんな冷静な気持ち。










だけど、今でも愛してる彼の子供がここにいる、何よりその事実が嬉しくて、嬉しくて、それから、悲しい。










既にあれから3ヶ月。



とりあえず病院に行って、それから、それから、どうしたら、いいんだろう。






後のことは、まだ考えられない。










だけどとりあえず、向き合わないといけないことが出来た。








それと同時に、一気に彼のことを思い出して、彼の優しさも、愛も、あのシーンも、このシーンも、全部、思い出して、涙が零れた。










彼の愛が私にだけ向かなくても、また、隣に、居てくれないかな。




嘘でも私に愛を、囁いてくれないかな。










まだ確かでない命を抱きしめて、泣きながら眠った。

















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