AとBとOとABの平和な日常【オリジナル】

社交性 ページ8

阿部
「ほら、飲んだぞ馬場。
　だから大人しくここで一人酒してろ」

馬場
「え〜一人とか寂しいだろ〜
　なーねーちゃん一緒に飲もうぜぇ〜」


天野
「他のお客さんに迷惑かけない！」

馬場
「いでっ」


緒方
「絡み酒すごいね〜
　いつもの絡み方とは一味違う」

天野
「でも何だかんだで馬場くんの社交性ってすごいよね」

緒方
「ね〜、阿部君とは大違い.............！？」

天野
「どうかしたの？緒方さん」

緒方
「あそこで将棋やってるおじさん達の中にいるのって阿部君だよね...？」

天野
「えっ？.....本当だ。
　何だろう、知り合いだったのかな」


緒方
「あ、帰ってきた」

阿部
「あそこで桂馬を使って行ったか、中々...」


天野
「知り合いでもいたの？」

阿部
「いや？知らない人」

緒方
「いがーい！コミュ力あったんだ〜」

阿部
「ああ、なかなかいい勝負だったよ。
　片方は飛車の使い手でもう片方は角行と桂馬の使い手。
　見ていてとてもワクワクしたよ。最も俺はチェスの方が好きだけどな」

天野
「へ、へえ」

緒方
「そうなんだー」



天野
「(もしかして阿部くんって...)」

緒方
「(酔うと饒舌になるタイプ！？)」




馬場
「店員さ〜んキレーだねぇ、ちょっと触らせて...」

天野
「コラッ」

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